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Wednesday, December 24, 2003

【遂にアメリカで初のBSE=狂牛病を確認】

asahi.com :米国で初のBSE感染牛か ワシントン州で見つかる

遂に、前々から噂されていたアメリカでのBSE=狂牛病感染牛が初めて確認されたというニュース。自分が食品のトレーサビリティー・システムの開発に関わっているだけに、非常に気に成る。実はこのアメリカのBSEの実態については、2001年秋の日本でのBSE発覚以来ずっと噂が絶えなかった。というか、農林水産省でも関係者の間では「いずれ出てくる。」と予想されていたのだ。

現在、日本は今年秋の「食品安全基本法」の施行に伴って、海外からの輸入食材についても生産履歴を記録することが望まれていて、政府は輸出国側に対して日本への輸出食材について生産履歴の記帳を求める要請をしてきたが、特にアメリカはこれに対して否定的なスタンスを通してきた。これはあくまで「未だアメリカ国内でBSEは発生していない。」ことが前提となっていたが、カナダのBSE感染牛がアメリカ経由で日本に入ってきた可能性も取りざたされたりして、いずれ必要に成るという認識だった。そこにこの初の感染牛発見の発表。今までかたくなに存在しないとされてきたBSEが見つかったことで、アメリカもヨーロッパ同様の対応を迫られることになるのは確実だと思う。

ちなみにアメリカ産の牛肉は日本に輸入される牛肉の53%を占める。和牛に比べて約6分の1という低価格なため、牛丼やハンバーガーなどファースト・フードや、ファミリーレストランなどで使用されているのはほとんと輸入肉。今朝の第一報を受けて既に一部のスーパーでは店頭から商品を撤去し始めており、またアメリカではマクドナルドの株が暴落している。

アメリカ人は日本人の3倍の牛肉消費量だから比較するのは難しいが、今後の状況次第ではアメリカの食肉市場・食品業界に長期的な影響を与えるだろう。そしてその影響はもちろん日本にも飛び火するはずだ。

December 24, 2003 in Ecology, Economy, Food and Drink | Permalink

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