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Saturday, March 10, 2007

【アメリカによる従軍慰安婦問題キャンペーン】

カリフォルニア選出のマイク・ホンダ議員が下院に提出した例の決議案。

REP. HONDA CALLS ON JAPAN TO APOLOGIZE FOR WWII EXPLOITATION OF ‘COMFORT WOMEN’

この手の決議案は昨年の4月にも出されていたけれど、可決はされなかった。

その際に議会には資料としてこの問題の調査報告書が提出されていたのだけれど、その報告書は基本的に日本の主張や対応を認める内容だった。

米国外交当局の視点から見た「慰安婦」問題:議会調査局報告・解説

でも今回はどうも様子が違う気がする。

それにしても、右往左往する安倍首相の対応のまずさは国益を犯しかねない、というか、既に国益を損なっているといって良いかもしれない。

■安倍首相の慰安婦問題発言 米国で止まらぬ波紋(asahi.com

 8日付のニューヨーク・タイムズ紙は、1面に「日本の性の奴隷問題、『否定』で古傷が開く」と見出しのついた記事を載せた。中面に続く長いもので、安倍首相の強制性を否定する発言が元従軍慰安婦の怒りを改めてかっている様子を伝えた。同紙は6日にも、安倍発言を批判し、日本の国会に「率直な謝罪と十分な公的補償」を表明するよう求める社説を掲げたばかりだ。

 ロサンゼルス・タイムズ紙も6日に「日本はこの恥から逃げることはできない」と題する大学教授の論文を掲載し、翌7日付の社説では「この問題を修復する最も適任は天皇本人だ」と書いた。

 今回の慰安婦問題浮上の直接のきっかけとなった米下院外交委員会の決議案をめぐっては、安倍首相が1日「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と発言したのを受けて支持が広がっている。

 05年末までホワイトハウスでアジア問題を扱っていたグリーン前国家安全保障会議上級アジア部長は、「先週、何人かの下院議員に働きかけ決議案への反対を取り付けたが、(安倍発言の後)今週になったら全員が賛成に回ってしまった」と語る。米国務省も今週に入り、議員に対し日本の取り組みを説明するのをやめたという。

当然の事ながら、中国や北朝鮮、韓国もこぞって日本非難の大合唱に参加している。

もちろん、先日の6カ国協議の結果もそうだけど、拉致問題を優先課題に掲げてきた日本にとって、この問題が日本の主張を弱めることに成るのは間違いない。

がしかし、アメリカにも少しはまともな意見をいう人が居るようだ。

■「慰安婦決議案は愚か」 米シンクタンク所長(Sankei WEB

 1977年に設立されて以来、草の根の保守主義運動と結びついて連邦議会の動向を研究しているシンクタンクの「自由議会財団」のマリオン・ハリソン所長は20日、同財団のウェブサイトに「愚かさは議会の責務か」と題する論文を発表し、議会下院にカリフォルニア州選出のマイク・ホンダ議員が中心となって提出した「日本軍が第二次大戦中、若い女性を性的奴隷へと強制したことに対し現在の日本政府がそれを認め、謝り、歴史的な責任を受け入れることを求める」とする決議案を「宣伝を狙った米国の傲慢さの無意味な示威だ」と批判した。

 同論文は同決議案がばかげている理由として(1)米国の政府も議会も日本政府への管轄権を持っていない(2)日米関係への悪影響(3)米国議会は税制、移民、ミサイル防衛、社会福祉など、その管轄下の取り組むべき重要課題があまりに多い(4)同趣旨の決議案は議会の前会期に失敗している(5)日本の首相が2001年に慰安婦問題で謝罪の書簡を出している-などという諸点をあげた。

とはいえ、この問題を巡って安倍首相や政府関係者が発言すればするほど、そして真相解明の為の議論が活発に成れば成るほど、その真意とは関わりなく、結果的に日本は自ら国際的にダーティーなイメージを喧伝することになってしまう。

反論しても悪者。謝罪しても悪者に成る。日本にダメージを与えようとする勢力にとっては非常に効率的な方法だし、極東アジアの外交政策を日本抜きで進めようという動きなのかもしれない。

「戦後レジームからの脱却」を掲げて登場した安倍首相は、この状況にどう対処するのか?

どうやら訪米の要請を2回も断って先にアジア歴訪を断行した安倍首相に対する、アメリカのお仕置きはいよいよ本格的に成ってきたようだ。

March 10, 2007 | Permalink

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Comments

初めまして。

 SF小説家の四乃四四です。

 従軍慰安婦問題も外務省(元陸海軍部省)に資料がありながら拒否する日本の姿勢は問題があると思います。
 又、満州第731部隊も資料が出て、被害者の住所・氏名も書かれた状態で、その確認が取れる昨今、安倍首相は「日本軍国化」を目指す強行。
 何かが狂っているとしか言えません。
 四乃四四ブログには、様々な裏情報を載せておりますので見て下さい。

Posted by: 四乃四四 at Jul 1, 2007 2:08:32 AM

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