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Friday, May 18, 2007

【マイケル・ムーアの新作“SiCKO"がカンヌでプレミア上映される】

しばらくぶりに、マイケル・ムーア監督からニュースレターが送られてきた。

■"Sicko" is Completed and We're Off to Cannes! (MichaelMoor.com)

明日土曜日にカンヌ映画祭で、完成したばかりの新作『SiCKO』がプレミア公開されるというニュース。

内容は、9.11の救援活動で活動していた人たちが、現在深刻な病状を抱えている(ビルの残骸には大量のアスベストが含まれていたのは良く知られた話)にもかかわらず、アメリカ政府から何の支援も受けていないという状況を告発するものらしい。

“らしい”というのは、この作品の内容を恐れたブッシュ政権が、カンヌでの上映を前にして、この作品に使用されている素材が違法に入手された疑いがあるという理由で5月2日に訴えを起こし調査を開始しているからで、事前に内容が漏れることによって、公開前にフィルムそのものが差し押さえられる可能性もありえる状況(!)なので、ムーア監督自身も、この作品について多くを語っていないからなのだが・・・。

いうなれば、「華氏911」の続編ともいえる内容のようだけれど、どうやらその矛先は、ブッシュ政権のみならず、製薬会社や健康保険会社をはじめとするアメリカの医療業界/医療保険制度全体に向かっているようなのだ。

う~ん、これは気になる。

とりあえず、ムーア監督は政府によるフィルムの没収を防ぐためにコピーを複数作って、すでにカンヌ入りしているらしいけれど、まだ公開されてもいない映画に対するブッシュ政権の過剰な反応は、むしろこの映画が訴えている内容がよほど気に障るものなんだろうと思わせる。

いずれにしても、何事もなければこの作品、カンヌで上映された後は、6月29日に全米とカナダで公開予定(その他の国は今秋予定)とのことなので、またもやメディアを騒がせることになるのだろうと思う。

果たしてどんな内容なのか興味津々。今からとても楽しみだ。

May 18, 2007 in Film, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack