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Friday, August 10, 2007

【DOWの急落】

CNNを観てたら、DOWが急落している。

ずいぶん前から話題に成っていたアメリカの住宅金融バブル崩壊とリンクした債権市場の信用収縮がDOWを襲っている。

■BNP Paribas suspends funds after subprime shock (FT.COM)

BNP Paribas became the latest European casualty of the fallout from the meltdown in the US subprime mortgage market after announcing it had suspended three of its funds because of jitters among its investors.

The French bank said in a statement that the decision to suspend Parvest Dynamic ABS, BNP Paribas ABS Euribor and BNP Paribas ABS Eonia funds followed the “complete evaporation” of liquidity.

■Stocks skid on credit woes (CNN.COM)

The Dow industrials plummeted more than 200 points at the start of Thursday's session following more credit worries from BNP Paribas and AIG.

The Dow Jones industrial average (down 186.48 to 13,471.38, Charts) tumbled by as much as 241points, before paring some losses to stand 160 points, or 1.1 percent lower.

The broader S&P 500 (down 19.30 to 1,478.19, Charts) dropped 1.4 percent while the tech-fueled Nasdaq Composite index (down 17.88 to 2,595.10, Charts) slipped 0.8 percent.

Stocks sank after French bank BNP Paribas said it was hit by problems in the U.S. subprime mortgage sector. The bank said it was freezing three funds because current conditions make it impossible to value their assets.

■世界金融危機のおそれ (田中宇の国際ニュース) 2007年8月6日

ここ数年のアメリカの景気は、市民が自宅を担保に借金した金で消費することが最大の下支え要因だった。住宅ローンの凍結は、そのアメリカの消費力に、ここ一週間で急ブレーキをかけたことになる。この動きは、アメリカの消費を減退させ、中国や日本など、対米輸出で経済を回している国々にも悪影響が出る懸念がある。(関連記事

 アメリカの信用収縮は、住宅ローンだけでなく、企業の事業用資金の融資や債券発行にも悪影響を与えている。銀行は企業への貸し渋りや審査の厳格化を行い、米企業の債券の格付けは下落(金利は上昇)している。米信用格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)によると、アメリカで発行された社債の半分以上が、高リスク・高利回りのジャンク債の格付け(speculative grade)に下がっている。(関連記事

 アメリカで起きている信用収縮は、消費者と企業の両方の資金を枯渇させている。IMF(国際通貨基金)は8月2日、住宅ローン危機による信用収縮は、アメリカ経済の回復を止めてしまうかもしれないと危惧する報告書を発表している。(関連記事

■国際金融の信用収縮 (田中宇の国際ニュース) 2007年7月31日

 アメリカの債券市場(公社債市場)で、信用収縮(クレジット・クランチ)が起きている。アメリカの金融市場は昨年来、産油国や中国、日本など世界から巨額の投資資金が流れ込んで「金あまり」の状態で、債券市場でも、高リスク高利回りの商品がよく売れ、高リスク商品でも買い手が多いため価格が上がる(利回りが下がる)傾向にあった。だが、そうした状況は7月25日を境に一転し、高リスク債券は利回りを上げ(価格を下げ)ても売れない状態になってしまった。投資家が、急にリスクに敏感になったからである。(関連記事その1その2

 今回の急転換は、今年に入って顕著になってきたアメリカの住宅金融バブルの崩壊が、企業買収の分野に感染したために起きた。アメリカでは2000年から05年にかけての低金利の時代に、ローン返済能力の低い人々に対する、変動金利型を中心とした住宅ローン(サブプライム・ローン)の貸し付けが拡大したが、05年以来のアメリカの金利上昇の中で、今年に入って返済不能になる人が急増している。アメリカでは、住宅ローンの債権が債券化され、公社債市場で流通している。金融市場をおおう金あまり現象の中、サブプライム・ローンの債権を組み合わせた高リスク・高利回りの債券はよく売れた。(関連記事

 だが、ローン返済不能者が増える中で、それらの債券は不良債権と化し、価値を下落させている。最近、この分野で注目された出来事は、6月末、米大手投資銀行のベアースターンズが昨年から運用していたサブプライム・ローン債権の投資基金(ヘッジファンド)が破綻し、価値がほとんどゼロになってしまったと発表されたことだ。(関連記事その1その2

August 10, 2007 in Current Affairs, Economy | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Wednesday, August 01, 2007

【”有言実行の人” 安倍晋三】

それにしても、 この前の選挙は久しぶりに面白かったな・・・。

なんせ自民党結党以来、初めて参議院での第1党の座を失ったわけで、大袈裟じゃなくて“歴史的大敗”という言葉がピッタリの状況だ。

とにかく歴史始まって以来の事態なんだから、誰にとっても、こっから先は予測不能の“未体験ゾーン”ということだ。

安倍さんがいう“戦後レジーム”が“戦後体制”という意味だとすれば、少なくとも自民党はその戦後体制の象徴のような存在なわけで、ということはモノは考えようで、これが彼の望んでいた形かどうかは分からないけれど、安倍さんは自らのテーマとして掲げていた「戦後レジームからの脱却」を、図らずも今回の選挙を通じて違う形で実現してしまったんじゃないか、なんだかそんな気がする。

そういう意味で、彼は立派な“有言実行の人”といえる。

もしかしたら短命に終わるかもしれないけれど、少なくとも安倍内閣は戦後体制の総仕上げ的解体を担った“自民党最後の総裁/総理大臣”として歴史に名を残すかもしれない。

いや、そこまでいうのはまだ早いか・・・。

それにしてもBBC(Japanese PM 'will not stand down')なんかでは「もう安倍政権は長くても数ヶ月しか持たない。任期を2年残した状態で、完全なレイムダックに成ってしまった。」

「次の総理大臣で有力視されているのは、前回の総裁選で次点だった麻生氏が順当ではないか。安倍総理が続投を望んでも、結局早期の退陣を求められることになるだろう。」

な~んていっている。既に安倍さんは完全に“過去の人”扱いだ。お気の毒に・・・。

そこに来てアメリカ議会からは従軍慰安婦問題で謝罪要求決議だもんな~。よっぽど安倍さんのこと早く辞めさせたいんだろう。

いずれにしても今の急激な変化を、結果的に日本にとって“創造的な破壊”にすることが出来るかどうか、それとも単なる“予定調和”で終わらすのか、そのあたりが直近の課題になる。

問題は、誰がそのイニシアティブを執るのか・・・なんだけどね。

Abe vows to stay despite defeat - CNN.com

August 1, 2007 in Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack