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Wednesday, May 28, 2008

【ヒラリー・クリントンの失言を巡る論争】

Clinton's Argument for Staying in Race Takes a Disturbing Turn (AlterNet)

ヒラリー女史が大統領選挙レースから降りない理由を問われて答えたコメントが「不適切である」ということで、各方面で波紋を呼んでいるのは既に報道されている。

"My husband did not wrap up the nomination in 1992 until he won the California primary somewhere in the middle of June, right? We all remember Bobby Kennedy was assassinated in June in California. I don't understand it."

自分の旦那が1992年の予備選で6月中旬まで粘った結果、勝ち残ったことを引き合いに出すのは分かるとしても、1968年におきたロバート・ケネディーの暗殺を持ち出すのは、あたかもオバマ候補の暗殺をほのめかしているようで、いかにも具合が悪い。

元々、オバマ候補に対しては暗殺の可能性が高いとされ、オバマ氏に対する警備体制は従来よりも厳しいものになっているが、今回のヒラリー発言を受けて、一層強化されたとの事。

このままヒラリーが居残って予備選が夏以降までもつれ込む事になれば、オバマ/ヒラリーで真っ二つに割れている民主党支持層の分断は本選挙まで及び、結果的に共和党マケイン候補に有利な状況になる可能性が高いとされている。

つまり、仮にオバマが民主党の候補に選出されても、ヒラリーの支持者たちは同じ共和党のオバマにではなく、マケイン支持に回ると予想されるからだ。

ヒラリーはこれまでも予備選挙キャンペーン中に、何度も失言を繰り返しては下手な言い訳して余計に墓穴を掘るという失態を見せているが、それにしても今回の発言は「不適切」というより、もっとダークなものを感じる。

陰謀マニアならずとも、「もしかしたらヒラリーはオバマ暗殺について、何か知っているのではないか?」という疑惑を持たれても仕方が無いのでは?

もしもオバマが大統領に選出されることになれば、アメリカの白人至上主義者がこれを許すはずはない。

脳卒中で倒れたエドワード・ケネディーがオバマ指示を表明した際に、これを受けて自らをJ.F.K.の後継者としてアピールしたオバマ候補。

そのスピーチを聞きながら、僕はオバマがJFK=暗殺という「BAD KARMA」を引き寄せてしまうのではないかと懸念したのだが、今回のヒラリーの発言は、この嫌なイメージを再び呼び覚ますには充分すぎるものだ。

May 28, 2008 in Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack