今日は、二千円札が発行されて5周年となる。この5年間で二千円札を何回利用しただろうか?記憶に有るうちでおつりとしてもらったのは1回。高松に出かけたときにうどん屋でもらった。2千円札での支払いは、何度もしている。コンビニエンスストア、スーパー、など各方面で使っているのだけども、他の人が利用しているのを見たことは残念ながら一度もない。日本銀行那覇支店では、「二千円札流通促進委員会」を4月に発足させて、その流通促進に取り組んでいる。
二千円札のデザインにもなった守礼門をもつ那覇市では、「エコマネー」制度を活用した、地域通貨制度の取組の検討を行い、一部では既に地域通貨としての「エコマネー」を導入しているようだ。一方で課題もいくつか指摘されている。レジ袋を断った場合、スタンプを貰い、規定数に達した時に商品割引券に変えられる制度、リサイクルに協力する代わりに特典を与える制度など「エコマネー」の形はアイデア次第でいくつもある。
環境問題に取り組むには、結局生活する一人一人の意識と行動が重要になる。しかし、地域事情や条件によりその取組は一様ではないと思われる。「エコマネー」のような、地域通貨が普及することにより、いわゆる所得にはならないものの、行政側の負担軽減、住民の負担軽減の一助となる可能性がある。逆に詳細な調査がなければ、費用だけかかってしまうこともあるだろう。ただし、環境問題に地域から取組をすることは重要であり、その動機付けの一つとして「エコマネー」の可能性はあるように思われる(ただし、いわゆる家計の所得やアウトプットとしての企業生産に、付加価値がどれほどつくかは検討の余地がある)。
地域通貨については、ここを参照。
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