今週末から大型連休が始まり、自動車で移動する人も多いのでは?自動車を動かすのに欠かせないのがガソリン。そのガソリンの品質が少し変わる。
植物から生産される(サトウキビやとうもろこしなど)バイオエタノールが、ガソリンに混ぜられて一部のスタンドで販売される(正確にはバイオエタノールに石油系のガスを合成した物質「バイオETBE」を配合)。植物は、二酸化炭素を吸収して成長する。そのため植物を燃焼しても二酸化炭素の収支は、吸収分が排出されるだけなので、燃焼のみであれば理論上プラスマイナスゼロになると考えられている。
化石燃料の燃焼に由来する二酸化炭素の排出を少しでも少なくしようというのが狙いのようだ。もちろん、燃料製造から燃焼までのプロセスでトータルの二酸化炭素排出を検討しなければいけない。研究があったり、生産地での別の環境問題を引き起こす懸念も指摘されていたりとまだ色々と研究の余地はありそう。先日、100%再生紙を生産していたところ、実際には、大量の化石燃料が必要なためこれをやめるという記事があった。本当の意味での環境対策というのは、なかなか難しい。
Comments