【アップルの新しいOS やっぱり気になる】
Sunday, October 12, 2003
■このところWINのバグ騒ぎでその安定性が再び評価されるMAC OS。でも今度のアップグレートは有償。さてどうする?
WINDOWSのセキュリティー・ホールが原因でこの夏猛威を振るったBLASTとかSOBIGとか、KLEZなどのワームやウイルスの影響で、大変な被害を被った人は多いだろう。僕の周りにも結構居たけれど、それよりも対策の情報開示が後手に回って被害が余計に大きくなったのは確か。現在は少し落ち着いたように見えるこれらウイルス/ワーム騒動も、元はというとセキュリティーホールを放置して製品をリリースし続けるマイクロソフト社に対するアンチテーゼだし、実際にアメリカの議会では、「そもそもセキュリティーに対するしっかりとした検証をせずに不完全な製品を市場に送りだいしているマイクロソフトに責任がある。」という議論が高まっている。
僕の知人の中には、直接ウイルスに感染した訳ではなく、マイクロソフトの勧めにしたがってWINDOWS UPDATEをかけたとたんにPCの調子が悪くなったというケースもかなりあって、ネットへの接続が出来なくなった為に対策に関する情報を調べるのにも結局電話でメーカーに問い合わせるしかなかったという。まったく悲惨だ。
そんななか、対照的にほとんど影響を受けなかったMACの安定性が評価を上げている。先日も、日本の最高学府である東京大学が新規でPCを購入する際に、トラブル続きのWINDOWSからMACに乗り換えたというニュースが新聞を賑わした。アップルジャパンにとっても記録的な大口受注だったそうだが、まさにアップルの狙いどおり、“SWITCH TO MAC”のキャンペーンを地で行く現象だ。
そのアップルが久しぶりに大規模なOSのバージンアップを行う。OS-X v.10.3 “パンサー”のリリースだ。個人的には初代MACの頃からのユーザーだし、仕事の都合でWINと並行して使っている僕としては、このところのWINDOWSのトラブルシューティングに嫌気が差して、もっぱらiMACを利用していたので、今度のバージョンアップは結構気に成る。
しかも、安定しているとはいえ、使い勝手の上で若干の不都合を感じていた部分が大分改善されたようなので、余計期待しているけれど、このバージョンアップは有償なんだよね・・・。多分、まずは実際にいじってLOOK&FEELを確認してみてからでないと、それだけの価値があるかどうかは分からない。
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