« 【ジャネット事件のディープ・インパクト】 | Main | 【輸入盤CD 規制 著作権法改正へ】 »

Monday, February 16, 2004

【ミシュランの格付けは☆いただけません】

■世界で最も権威のあるグルメのバイブル『ミシュラン』。実はろくな調査もせずに採点していたという話。『★★★、3分の1は評価に値せず ミシュラン調査員暴露』(asahi.com)

 同ガイドをめぐってはかねて「100人の調査員が1万店をしらみつぶしに調べる」などという「伝説」が語られてきた。しかし、同氏は「100人とは、出版に関係するすべての人の数のことで、専属調査員は5人程度しかいない。訪問するのは年200軒ほど」と証言。さらに「読者から新たな投書や指摘が寄せられた店のみを直接訪れていた」「二つ星、三つ星を店に与える場合、調査員の意見はしばしば無視され、編集幹部が独自に決めていた」などと明かした。同氏は「(最高ランクの)三つ星の3分の1以上が値しない」とも述べている。
なんともトホホなニュース。ミシュランで3星を取れば超一流のレストランということで、フランス中のシェフがその評価に毎年一喜一憂するいわばレストラン格付け本の元祖家元的存在なのにね。

それこそ星の数ほどあるレストランの中から、どこに行けばよいのか?というのは別にフランス人じゃなくても誰でも悩むところ。(気合の入ったディナーのときは特にね・・・)元々はタイヤ・メーカーのミシュランが旅行ガイドブックの一環で発行したレストラン・ガイドブックがここまで有名になったのは、やっぱり“フランス料理”というクラス感が重要なカテゴリーに特化していたからだろうか。全部のレストランを自腹で食べ歩くわけには行かないから、こういうランク本の需要は確かにあると思う。

それにしても、“味”という抽象的で、個人の嗜好性に100%依存する主観的なバリューに対して、こういう星の数で格付けするっていうのはそう簡単なことではないだろう。でも「あのミシュランだから」というブランドに成っていた事は確かだ。実際に星の数でレストランの売上が良くなったり、または悪くなったりすることもあるわけで、いきおい格付けに対する信頼が最近の格付けブームに伴って“信仰”というレベルまで過熱していことも事実。格付けを巡っては、賄賂や人脈利用などの噂が堪えなかったともいわれている。ついに昨年には、ミシュランではなかったけれどライバル誌の「ゴー・ミヨー」で格下げされたことが原因で自殺者が出るほどにまでなっていた。

そこに本家本元のミシュランが実は・・・ということで、これはようするに“格付け詐称疑惑”って感じ?100人居るといっていた調査員は実際は5人しか居ないとか、本当は食べに行っていないとか、フタを開けてみれば“ゼロ星”状態(っていうか“マイナス三ツ星”)だったわけ。今三ツ星もらっているレストランも大変だ。「ウチはちゃんと調査してもらった本物の三ツ星ですッ!」ってどうやって証明するんだ?

暴露されたミシュランはどうするんだろう?来年度版に向けて本当に1万店のレストランを調査する、なんてことになるんだろうか?1人で毎日食べ歩いても365食。ランチを含めても約700食か・・・。それでも最低15人ぐらいは必要だな。まあ、1人100食だったら100人という計算だから、本当に100人居れば何とか成るかもしれないけど。

それにしてもフランス料理毎日食べるなんて、考えただけどもゾッとする。間違いなくカロリー・オーバー、下手をすると命がけの挑戦だ。

February 16, 2004 in Food and Drink | Permalink

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a00d834553e4469e200d8345613ca69e2

Listed below are links to weblogs that reference 【ミシュランの格付けは☆いただけません】:

» ミシュランの格付けほか。 from VBC blog(マグロ)
JAM THE WORLD@J-WAVEでもおなじみ、野中英紀氏のページから。 面白い記事があったので紹介。 ミシュランの格付けは☆いただけません レストラン格付けガイドの草分け、ミシュランの調査方�... [Read More]

Tracked on Feb 19, 2004 6:49:46 PM

Comments