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Wednesday, July 28, 2004

【『ピーポくんの歌』爆笑Flashアニメ】

mmateruyo■ついでにもう一本!御存知(?)われらが警視庁の愛すべきキャラクター『ピーポくん』のテーマ・ソングをフィーチャーした爆笑Flashアニメ

これは同じくJamの番組構成作家の北村氏が教えてくれた作品。(なんのことはない、ようするに番組終了後、“反省会”と称して、実はお互いのFlashネタを見せ合って和んでたわけなんだけど。)

今日の放送はスペシャル・バージョンだったから、恒例の『日経平均株価終値と同額の現金が当る抜き打ちテスト』を実施したんだけど、その問題が「警視庁のキャラクター“ピーポ君”の名前はどのようにして付けられたのでしょう?」っていうものだったんだ。で、正解は“都民と警視庁の橋渡しに成ればという願いを込めて、ピープルとポリスの頭文字を取った”という感涙もの。

ま、それはどーでも良いんだけど、このFlashはそのピーポくんの“公式テーマ・ソング”に合わせて勝手に作ったらしい『警視庁完全非公認「ピーポくんの歌」知名度促進映像』というシロモノ。

「お母さんといっしょ」に出てきそうな、なかなか流麗なメロディーと秀逸な歌詞で構成されたテーマ・ソングが本物(!)というのも驚きだけど、アニメの表現がだんだんシニカルに成っていくあたりが素晴らしい。是非、全国の警察ファンに観ていただきたい逸品。(でもこの歌、頭のなかでリフレインしてしまいそうでコワイ。)

♪ピーポ、ピーポ、ピーポくん、けいさつか~んだよ~。(HA!さあ、みんなでピーポくんのうたを歌おう!)

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【ケリー&エドワーズの爆笑Flashアニメ】

■大統領選挙がらみの爆笑Flashアニメ第2弾! (Kerry Edwards

さっき放送したJam The Worldの中川ディレクターが番組終了後に教えてくれた逸品。

確か一昨日CNNがエアーした“The Daily Show”でも、ケリーが奥さんとはあんまりハグしないのに、エドワーズとは顔を寄せ合って、と~っても親密な雰囲気をかもし出している映像を流しながら、コメンテーターが「・・・・・。」と意味ありげな表情のままカメラ目線でコーナーを閉めていたのが可笑しかったんだけど、この作品は意味するところがアカラサマなだけに笑えます。

それにしても、この“ストレート”にケリー/エドワーズを攻撃するアニメをスポンサーしている『W Ketchup』って何者なんだ?ケリーの奥さんのハインツ・ケチャップをパロっているのかと思ったら、どうも本物のケチャップらしい。しかもかなり保守的な・・・。

まあ、“保守的なケチャップ”っていうのもワケ分かんないけど、このサイトによると『Wケチャップ』の売上の一部は戦死した兵士の子息の奨学金を助成するFreedom Alliance Scholarship Fundという基金に寄付されているらしい。

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Tuesday, July 27, 2004

【ブッシュVSケリーの爆笑Flashアニメ】

ThisLand_main■最近ケリー候補がクリントンのSaxの向こうを張ってギター片手に披露している“This Land”をパロッた爆笑Flashアニメ。 (ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会

My Favorite Siteの一つ『ABC』で紹介されていたんだけど、これは笑えます。とにかくブッシュとケリーそれぞれの歌声がまるで本人そのものでクリソツ。とっても良く出来てる。一度観ると必ずもう一度観てしまい、しばらく頭の中で彼等の歌がリフレイン状態に成ります。

そうそう、あのハワード・ディーン元候補も一瞬だけ出演しているのでお楽しみに。

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Saturday, July 24, 2004

【大豆ペプチド飲料にはまる】

■最近、あまりの暑さに娑婆駄馬(?)な感じの僕は大豆ペプチド・ドリンクにはまっている。

大豆ペプチド関係の飲料が発売されてからというもの、頼まれてもいないのに一生懸命飲んでいる僕。

で、最初は『モイチド』を愛飲してたんだけど、最近はもっぱら『パワーエイド』がお気に入り。CMキャラクターの矢沢栄吉はイマイチ好みじゃないので敬遠してたんだけど、『モイチド』よりペプチド含有量が多いのと量が適当なので、朝昼晩ともう一つの定番ドリンク『ヘルシア』とあわせて“いつもヌンデマス(by Jackie Chan)!”。

最初飲んだときの印象は、「なんかヘンな味。」だったんだけど、ア~ラ不思議!今やこの不思議な味が無いと物足りない。“ヘンな味”にはまったのは、Dr.Pepper以来。結構クスリ系が好きだったりして・・・。すっかり日本コカコーラの戦略にやられてしまいました。コーラ自体は一年に何回か数えるほどしか飲まないけれど、こういう機能性飲料には弱いんだよね~。

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Friday, July 23, 2004

【聖書の預言を実行するブッシュ大統領】

■キリストの再臨とアメリカの政治 (田中宇の国際ニュース解説

このところ田中さんのニュース解説は“キレテル”。先日ここにポストした『華氏911とイスラエル』の続編となる今回の記事は、9.11からはじまったアメリカ(イスラエル)による“テロとの戦争”の実相に最も迫るものではないかと思う。

▼イスラエル建国で始まったキリスト再臨への道  

私が見るところ、米政界でイスラエル支持傾向が強まった原因は、ユダヤ系米国民自身の投票行動よりも、むしろイスラエルを支持するキリスト教右派勢力(キリスト教原理主義、福音派プロテスタント)の動きであると思われる。

彼らは、米国民の15-18%を占め、共和党だけを見ると党員の33%を占めており、ユダヤ系よりもはるかに大きな勢力である。("Iraq and the Christian Zionists")

この派閥のキリスト教は、聖書のヨハネの黙示録などに書いてあることがそのまま現実になり「最後の審判」と「キリストの再臨」が起きる日が来ると考えている。起きるとされていることを順番に書くと、以下のようになる。

(1)ローマ帝国によって滅ぼされたユダヤ人の国イスラエルが再建され、世界に散っていたユダヤ人が再び集まってくる。

(2)イスラエルは強大になり、ユダヤ人が神から授かったと聖書にあるユーフラテス川からナイル川までの「約束の地」を領土として持つようになる。

(3)現在イスラム教の「岩のドーム」と「アルアクサ・モスク」があるエルサレムの「神殿の丘」に、ユダヤ教の神殿(第三神殿)が建てられる(モスクと岩のドームは破壊される)。

(4)その間に反キリスト教の勢力が結集し、イスラエルとの最終戦争になる。その際、全世界の王(指導者、軍隊)がイスラエルの「メギドの丘」(ハル・メギド、ヘブライ語で「ハルマゲドン」)に召集される(メギドはイスラエル北部のハイファ近くの地名)。

(5)最終戦争でイスラエルが滅びそうになったとき、イエス・キリストが再びこの世に現れる。かつてイエスを信じず十字架にかけさせたユダヤ人は、今やイエスを救世主と認めてキリスト教に改宗し、信者にならなかった異教徒は焼き殺される。その後、1000年間の至福の時代が来る。 (実際には、聖書にこれらの出来事が順番に明確に書かれているわけではない。旧約と新約の中のいくつかの節を並べて解釈していくと、このような未来の展開が読み解ける、という解釈の世界の話である)  

これらの出来事の流れをふまえた上で、実際に起きた出来事を振り返ると、歴史が聖書の記述の通りに展開していると考えることが可能になる。

1948年にイスラエルが建国した時点で(1)が成立し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルがヨルダン川西岸、ガザ、シナイ半島を周辺国から奪って占領した時点で(2)が始まっており、昨年のイラク戦争も(2)が進展していることを表すとともに(4)を誘発している。中東和平交渉が座礁した2000年、イスラエル右派のリクード党首だったシャロン(現首相)が「神殿の丘」に強行的に上がり、パレスチナ人の怒りをかってテロを誘発したのは(3)につながる行為で(4)を誘発する意味があった。

▼聖書と現実のシンクロナイズ  

かつてアメリカが入植・建国されていく過程で、イギリスからアメリカ大陸への移住を、イスラエルの再建になぞらえたキリスト教徒の勢力がいくつもあった。

彼らは、自分たちの行動力でアメリカにイスラエルが再建され、それをきっかけにして歴史が聖書の記述通りに展開してイエスの再臨が起き、千年の至福の時代を早く実現させたいと考えた。

19世紀にイスラエルを建国しようとするユダヤ人のシオニズム運動が起きたときも、イギリスやアメリカで同様の考え方が広がった。  

原理主義の立場をとるキリスト教徒は世界中にいるが、多くの信者は、キリストの再臨を待ちこがれているものの、自分たちの方から国際政治を動かして最終戦争の状態を作ろうとはしていない。その意味でアメリカのキリスト教原理主義は少数派であり、アメリカ的な能動的な価値観に基づいた特殊な存在である。

大昔から自然に形成された伝統のある社会に住む日本人など多くの国の人々にとって、歴史は「自然に起きたこと」の連続体であるが、近代になって建国されたアメリカでは「歴史は自分たちの行動力で作るもの」という考え方が強い。  

キリスト教では、イエスの再臨がいつ起きるかは人間が事前に知ることができないとされているが、そうした受け身の状態に満足できないアメリカのキリスト教徒の中には、キリスト教徒の全員が幸せになれるイエス再臨後の至福の千年間を早く実現したいがために「聖書の記述と同じような出来事を起こし、現実と聖書とをシンクロナイズ(同調)させれば、キリストが再臨するに違いない」と考える人々がいる。  

この立場に立つと、キリストの再臨を起こすには、イスラエルが建国されてユーフラテス川までを領土にする強大な国になり、エルサレムからイスラム教徒を追い出してアルアクサ・モスクを壊す必要がある。

その一方で、イスラム教徒が激怒してイスラエルに対する敵視を強めることは、最終戦争の実現につながる動きとしてむしろ歓迎される。

また、イスラエルの領土拡大や核武装、中東和平の破棄、キリスト・ユダヤ連合とイスラム世界との「文明の衝突」としてのテロ戦争の激化、アメリカとイスラエルによるイラク統治、シリアやイラン、サウジアラビアの政権転覆などが支持される。("Christian Zionists Shape Mideast Policy")

ブッシュ大統領とアメリカ国内のキリスト教福音派ネットワークとの深いつながりについては、エリック・ローラン著の『ブッシュの「聖戦」―宗教、ビジネス、闇のネットワーク』に詳しく書かれているけれど、ブッシュの戦争が特異なのは、彼がキリストの再臨を信奉する熱烈な福音派信者=キリスト教原理主義者であり、しかもどういうわけか“自分は神に選ばれた”結果、大統領に成ったと信じ込んでいるために、理屈ではなくテロとの戦争を“ある目的の為に”粛々と実行しているという部分だ。

多くのユダヤ人にとって、イスラエルの建国は悲願だった。それが成就して次に彼等が究極の悲願としているのはエルサレムの神殿の丘にユダヤ教の神殿を再建(=第三神殿)することに他ならない。

この事は秘密でもなんでもなく、多くのユダヤ研究書でも言及されているし、僕の知る何人かのユダヤ人達(中にはユダヤ教のラビも居る)も異口同音に語る“夢”なのだ。

しかし、その為には今建っている黄金のモスクは破壊されなければならないし、また聖書の記述どおりだとすると、いわゆる黙示録に出てくる最終戦争=ハルマゲドンが起きなければならない。

つまり、上記の記事の(3)~(5)が現在進行中ということだ。 こうしたシナリオは、今までも様々な国際ユダヤ陰謀論を展開する書籍(もちろん中には荒唐無稽なトンデモ本も多数あるけれど)で様々な陰謀の真の動機として提示されてきたが、今回の田中さんの記事は、そのあたりの文脈をトンデモ本や陰謀論的な視座からではなく、客観的に判りやすく読み解いてくれている。

世界情勢は最終戦争に向けて進行中だという見方をしているのは、何もエキセントリックな陰謀史家だけではない。

僕自身、9.11以降おぼろげながら感じていたこの嫌な予感が、このところ確信に変わりつつあったんだけど、例えば以前僕の番組にゲスト出演してもらった国際金融アナリストの増田俊男氏は、早くから9.11を予測(予言ではない)し、そして最近は「大統領選挙前にエルサレムを舞台として9.11を超える大規模な事件が起きる」ことを明言している。(増田俊男の時事直言

それはアラブ諸国対イスラエルの中東戦争の引き金になるような事件だろう。

アメリカは2年前、北朝鮮のスカッドミサイル15機を満載してイエーメンに向かう貨物船を一旦は捕獲しておきながら、国際法に違反しないという理由でイエーメン港への陸揚げを許した。

アメリカはありもしない大量破壊兵器を理由に国際法に違反してイラク侵攻をする国なのに、自ら「悪の枢軸」と指名した北朝鮮の大量破壊兵器を敵のアルカイダの軍事訓練所があるイエーメンに渡している。

国際法に違反していないなど理由にもならない理由で15機のスカッドミサイルを敵に手渡した事実のウラに、これから「何かが起こる」ヒントがあるように思う。

パレスチナの自爆テロによる犠牲者が毎日のように出ているイスラエルで、もし9・11並みの事件が起きたらアメリカの大統領選はどういう展開になるか想像してみてはどうか。 ケリーの当選などあり得ない。

もし大事件で何千人ものユダヤ人犠牲者が出たなら、今までのようにアメリカはイスラエルのアラブ侵攻の野心を押さえることはできなくなる。

イスラエルを標的としたパレスチナのテロを梃子にして、イスラエルの対パレスチナの野心が進行する。

この動きは「何か」が爆発した時イスラエル対アラブの中東戦争に発展する。歴史に偶然はない。だから私はアメリカの国益から2001年2月と8月に9・11を予測できたのである。

アメリカの極端な中東政策は、単なるオイル利権やドル防衛だけではなく、その背景に狂信的信念があることを認識しなければならない。

“彼ら”は確信を持って、聖書の預言を一日も早く成就しようとしているのだ。間違いない。

■参考リンク:

増田俊男さんの2004年大胆予測

イスラエル軍タンク30台 ガザ地区へ侵攻

聖地エルサレムのモスクへイスラエル警察が突入

President Bush Discusses Iraq Policy at Whitehall Palace in London

Leaders in Europe should withdraw all favor and support from any Palestinian ruler who fails his people and betrays their cause. And Europe's leaders -- and all leaders -- should strongly oppose anti-Semitism, which poisons public debates over the future of the Middle East. (Applause.)

July 23, 2004 in IRAN, Politics, Religion | Permalink | Comments (0) | TrackBack

【9.11独立調査委員会が最終報告書をリリース】

911committee■9.11同時多発テロの独立調査委員会が満を持して最終報告書を発表した。 (National Commission on Terrorist Attacks Upon the United States

この報告書は全部で585ページ(PDF)に及び、1500ヶ所の脚注付き。かなりの大作だ。ちょうど今CNNで委員会の主要メンバーによる記者会見の模様が中継されているけれど、このレポートによると、アメリカ政府はクリントン政権とブッシュ政権下において、テロに関する情報が適切に共有されていなかったこと、またそれが原因でこれまで9.11のような大規模な国内テロを防ぐ機会が少なくとも10回(クリントン政権下で4回。ブッシュ政権下で6回)もあったのに逃してしまったことが指摘されている。

様々なテロの予兆を具体的な抑止行動に結びつける「想像力が欠如していた」ことが、結果的に9.11につながったというわけだけど、それらの予兆に対応していれば9.11を防ぐことが出来たかどうかについては、あくまで「その可能性はあった」としてブッシュ政権の責任を追及してはいない。

むしろ、報告書はブッシュ大統領、クリントン前大統領らの責任は追及せず、両政権ともテロの脅威を深刻に受け止めていたことを認める内容と成っている。

この1年8ヶ月に及ぶ調査結果に基づき、委員会は政府に対して「統一的な対テロ組織の設立」と「総合的な危機対策担当者」の必要性をアピールし、「政府の伝統的な組織の枠を超えた情報の共有システムの構築」と同時にFBI/CIAとの連携の不備が重大な危機を招いたとして、特に「対テロ専門要員の強化とFBI全体の文化的/組織的構造改革」を求めている。

• unifying strategic intelligence and operational planning against Islamist terrorists across the foreign-domestic divide with a National Counterterrorism Center;
• unifying the intelligence community with a new National Intelligence Director;
• unifying the many participants in the counterterrorism effort and their knowledge in a network-based information-sharing system that transcends traditional governmental boundaries;
• unifying and strengthening congressional oversight to improve quality and accountability; and
• strengthening the FBI and homeland defenders.
ちなみに記者会見では、「マイケル・ムーア監督が映画『華氏9.11』で指摘しているブッシュ政権とビンラディンを含むサウジアラビアの有力者とのつながりについて、どのような見解を持っているのか?」という質問があったけれど、「そのような指摘があることは承知しているが、まだ映画を見ていないのでコメントできない。」とかわしていた。

ジョン・ケリー候補はこの報告書を受けて早速記者会見し、「私が大統領に成った暁には、必ずこの報告書で提起されている改善策を実行する。」と言明していた。独立委員会が最終報告書を大統領選挙前に発表したことが、今後ブッシュ再選にどのような影響を与えるのか、あるいは与えないのか・・・。

ところで、まだ報告書を全部読んだわけではないけれど、テロの脅威を知りながら「わざと見過ごした」という可能性は無いのだろうか?テロ直後に多くのアメリカ国内メディアは「これは第二のパールハーバーだ!」と決め付けていたけれど、逆に「9.11はパールハーバーと同じ自作自演だったのでは?」と疑っている僕(だけではない)としては、そこんところがとても気に成る。

July 23, 2004 in Current Affairs, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Wednesday, July 21, 2004

【ロスアラモス研究所、活動を全面的に停止】

■アノ原爆誕生の地である『ロスアラモス研究所』で不祥事が続いたため活動を全面的に停止するという (Hot Wired Japan

20日に放送したJam The WorldのMicroscopeというコーナーで取り上げたニュース。にわかには信じ難いが、その不祥事とは情報の漏洩だという。

ロスアラモスといえば、アインシュタインの書簡をきっかけにスタートした『マンハッタン計画』の舞台と成った、ある意味で本当の“グラウンド・ゼロ”。

過去60年間に渡って、アメリカの核兵器開発を支えてきたこの研究所で一体何が起きていたのだろうか?

 ロスアラモス研究所で機密情報が行方不明になる例は、不穏なほど常態化している。2003年12月には、10枚のディスク紛失を受け、ナノス所長が数名の職員を調査目的の有給休暇扱いにした。その後、今年5月の定例の点検作業の際に、他にも着脱式ハードディスクが行方不明になっていることが判明した

 ナノス所長は15日、機密情報を保存した2枚のZIPディスクと2つの外付けハードディスクの所在がわからなくなったことを受け、ロスアラモス研究所で行なわれているすべての機密作業を中止させた。  同研究所は、この8ヵ月間に3度も機密情報が行方不明になったことで、厳しい非難を受けているのだ。

CNNの放送で関係者のコメントとして「研究員の多くはカウボーイ的なマインドを持っていて、トップの指示に従わない者も多い。」だって・・・オイッ!それマジ?

確か2週間前の演説でブッシュ大統領は改めて北朝鮮とイランを名指しして核開発の放棄を求めていたけれど・・・。

他人のこと言う前に自分の足元をしっかり固めて方が良いんじゃないの?と思わず突っ込みを入れたくなる。

しかもこの記事が配信された日付は7月16日。1945年、ニューメキシコ州アラモードで世界最初の原爆実験が成功したとされている日と同じ日付。なにやらカルマめいた話だ。

今のところ、無くなったディスクが研究所の外に持ち出された可能性は無い、と言っているらしい。一体、それはどうやって確認したんだろう・・・。

July 21, 2004 in Politics, Science | Permalink | Comments (1) | TrackBack

Saturday, July 17, 2004

【嗚呼・・青山ブックセンターが閉店】

abcclosed■青山ブックセンター閉店 破産申し立て受け (Yahoo!ニュース

ガ~ン!スンゲ~ショック!あの青山ブックセンターが閉店しちゃったんだって(涙)。しかもいきなり全店舗かよ(絶句)!

今までどれほどお世話に成ったことか・・・。本棚に並んでるアノ本も、この写真集も、気が付くとほとんどABCで買ったものばかり。六本木のWAVEが閉店したときも途方に暮れたけど、これから一体どこに本を買いに行けばよいのだ?

まあ、銀座のイエナとか青山のオン・サンデーズあたりが残っているとはいえ(と思ってたらddさんからのコメントでイエナも既に閉店していることを知ってダブル・ショック!何ヶ月か前に行った時洋書置いてあるのは変わってなかったんでテッキリまだ続いていると思ってた・・・)、ABCみたいな良質の本屋さんが無くなってしまうのはどういうもんだろう。都市生活者にとって文化的なダメージは相当大きいと思う。単に不況のせいにして良いのだろうか?ほんとに哀しいニュースだ。(それにしても突然のことで閉店セールも無かったみたい。やってたら在庫一掃に協力したのに。)

 芸術書を中心にした特色ある品ぞろえで知られる東京の書店、青山ブックセンター(本店・東京都渋谷区神宮前、磯貝栄治社長)が16日午後、本店や六本木店、自由が丘店など7店舗すべてを閉鎖した。
 関係者によると同日、債権者である取次店から東京地裁に破産の申し立てがあり、閉店を決めたという。
 民間の信用調査会社によると、同センターは1980年に六本木店を開店したのを皮切りに、青山、広尾、新宿などに書店を相次いで開店した。アート、写真、デザイン関係の書籍を中心にした品ぞろえに定評があり、深夜営業やインターネット上のオンライン書店など活発な事業を展開した。
 しかし、長引く不況でハードカバーなど高額書籍の売れ行きが鈍るなど業績が悪化。昨年3月には六本木の2店のうち、1店舗を閉店。今年4月にはオンライン書店も閉鎖した。(共同通信)

July 17, 2004 in Books, Current Affairs | Permalink | Comments (2) | TrackBack

Friday, July 16, 2004

【謀略をやっているのはムーアの方?】

■「華氏911」とイスラエル (田中宇の国際ニュース解説

まだ観てもいない映画についてどうのこうの論評するのはフェアじゃないけれど、今日メールで配信された「田中宇の国際ニュース解説」の記事には「なるほど・・・」と思わされる部分があった。

今週のニューズウィーク日本語版(2004.7.21号)の特集「ムーアの戦争」でも取り上げられているように、『華氏911』がブッシュとサウジアラビアに対する批判に偏りすぎているのではないかという論評は確かにあるようだ。

 ブッシュ政権を憎む人が世界中で増えた中で、マスコミで報じられてこなかったブッシュ政権の暗部を描いたこの映画が絶賛され「ムーアはブッシュの謀略を暴いた」という指摘があちこちから出てくるのは当然といえる。ところが、米国人の中でも、911以来、アメリカの政治情勢をウォッチし続けてきた人々はむしろ、この映画を見て「謀略をやっているのはムーアの方ではないか」と感じている。

 というのは、この映画の内容には、911からイラク戦争にかけてのブッシュ政権の動きを作ったネオコンの存在が全く盛り込まれていないからだ。ネオコンはイスラエル右派と親密であるとされるほか、イラク駐留米軍はイスラエルが立てた戦略に依存している感もあり、ブッシュ政権の裏側を描くなら、ネオコンとイスラエルの存在について触れないのはおかしいが、この映画には、全くそれが描かれていない。ネオコンの中でウォルフォウィッツだけは映画に出てくるが「ネオコン」としてではなく「共和党右派」として登場している。(イスラエル化する米軍)("Michael Moore Shills for Illuminati Bankers"

 911事件にサウジ当局が関与していたという見方は、イスラエルとタカ派にとってプラスになり、中道派を不利にした。イスラエルとタカ派をつなぐ勢力であるネオコンはイラク戦争前、イラクを皮切りにした中東の強制民主化計画の次の標的としてサウジアラビアを挙げていた。このような状況から考えると、911とサウジアラビアのつながりを強調する一方で、イスラエルやネオコンの影響力について全く語っていない「華氏911」は、タカ派やイスラエルが有利になるような配慮を持って制作された可能性が大きい。("Fahrenheit 9/11: Factual or Saudi-bashing?"

 この映画を見て、ムーアとネオコンはつながっているのではないか、と指摘する分析もあるが、確かに、この映画の主張を鵜呑みにする人が多いほど、イラク戦争を起こして泥沼化させた張本人であるネオコン勢力は、罪をブッシュとサウジアラビアに押し付けることができ、自分たちの責任を問われずにすむ。("Michael Moore and Richard Perle Combine Forces"

この記事で指摘されている「ムーアの企み」が意図的なものかどうかは(とにかくまだ作品を観ていないので)判らないけれど、イラク戦争の強力な推進力と成っていた“ネオコン+キリスト教福音派+イスラエル右派”について全く言及が無いとすれば、それは確かに奇妙だ。あまりにも奇妙すぎて“意図的だ”とされても仕方ないかもしれない。

ムーア監督の作品を純粋なドキュメンタリーだと思っている人は居ないと思うけれど、彼の“プロパガンダ爆弾”が大統領選挙に向けて周囲の予想をはるかに越えた影響を持ち始めているのは確か。それにともなって、この作品に対する検証や批判が沸き起こるのはごく自然なことだ。それに、いつの時代も個人がタブーに挑戦すると反撃も大きい。

ムーアもそこは覚悟の上だろう。事実、彼のウェブサイトのコメントによると「この作品で提示している全ての事実は3つの弁護士チームを含む総勢12名の専門家によって徹底的に検証した。」とのこと。このチームによる執拗なまでの検証結果も、彼のサイトで閲覧できる。

For now, please know the following: Every single fact I state in "Fahrenheit 9/11" is the absolute and irrefutable truth. This movie is perhaps the most thoroughly researched and vetted documentary of our time. No fewer than a dozen people, including three teams of lawyers and the venerable one-time fact-checkers from The New Yorker went through this movie with a fine-tooth comb so that we can make this guarantee to you. Do not let anyone say this or that isn't true. If they say that, they are lying. Let them know that the OPINIONS in the film are mine, and anyone certainly has a right to disagree with them. And the questions I pose in the movie, based on these irrefutable facts, are also mine. And I have a right to ask them. And I will continue to ask them until they are answered.
ちょうど昨日イギリスの独立調査委員会がイラク戦争の大儀を形成した諜報活動には確たる根拠が無かったというリポートをリリースしてブレア首相が窮地に陥っているけれど、こういう形で官民上げて「イラク戦争」(あるいはブッシュによる「テロとの戦争」)に対する評価分析を行うことは必要不可欠。

そういう意味では、民間からの強烈な一撃となった『華氏911』が「作品として脇が甘い。」と言われようが、「信憑性に欠ける。」、はたまた「偏向している。」と非難されようが、今まで語られる事の無かった事実に光を当てて、新たな視点と議論をはじめるきっかけを作ったことは正当に評価されるべきだろうと思う。それにつけても8月の公開が待ち遠しい。

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Tuesday, July 13, 2004

【中国の革命的な特許戦略】

■いったん認めた特許を国内業者を保護する為に取り消す新戦略 (NIKKEI NET

こんなことが起きるのは、やっぱり中国だけなんじゃないか?

色んな企業が巨大市場である中国を目指しているけれど、僕の周辺の技術系企業はほとんどの場合、中国側からオファーがあっても、物凄く慎重かつ消極的な対応を心がけているようだ。

技術の盗用、コピー、リバース・エンジニアリングによる改竄など、中国へ進出した企業のほとんどが今まで体験した悪夢がトラウマとなっているんだろう。

今回の特許取り消しも、多数の国内企業から(おそらくコピー薬を製造販売している企業だろう)のクレームに対応して行われたらしい。

バイアグラ特許、中国で取り消し・米ファイザー反発

米ファイザーは7日、中国政府が同社の主力製品であるぼっ起不全(ED)治療薬「バイアグラ」の特許を取り消したことを明らかにした。特許が期限切れ前に取り消されるのは極めて異例。中国政府は取り消しの理由などを近く正式に公表する見通し。同社は納得できないとして決定見直しを訴えていく方針だ。

 同社はバイアグラの中国での特許を2001年に取得した。すでに多数の偽造品が出回っているとされ、特許取り消しで正規の後発医薬品が相次ぎ発売されるのは確実。今回の取り消し決定は米医薬大手の中国戦略にも影響を与えそうだ。

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Monday, July 12, 2004

【国際司法裁「『壁』は違法、撤去すべし」】

日本パレスチナ医療協会のニューズレターから転載

イスラエルが西岸地区で建設を進めている「分離壁」について、国際司法裁判所(ICJ)は、同日、「占領地での『壁』建設は違法。工事を中止、『壁』撤去すべきだ」との勧告的意見を言い渡した。パレスチナ人に対する補償措置も求めており、イスラエル側の「全面敗訴」といえる。

勧告はまず、「市民を守る手段は国際法に合致しなければならない」とし、「テロからの自衛」を主張するイスラエル側の言い分を退けた。現実に、壁建設によりパレスチナ人の家屋が破壊され、移動の自由、通勤・通学・通院などが妨げられていることを指摘、「東エルサレムを含む占領地域内での壁の建設は国際法違反」と判断した。

さらに、パレスチナ住民の人権回復のために『壁』建設中止と撤去を求めた、加えて、イスラエルは破壊、接収された財産・土地の返還や損失補償を行う義務があると判断した。

また、勧告は、「壁」建設は、パレスチナの領土併合に等しいとして、すべての諸国が「壁建設によって生じる違法状態を承認してはならない」と述べた。「壁」のうちグリーン・ライン(1967年までの停戦ライン)からイスラエル寄りに建設された部分については、勧告の対象外とした。

15人の裁判官のうち米国人1人が反対。日本人を含む14人が違法判断を支持。

国連総会は03年12月、分離壁を国際法上どう取り扱うかについて勧告的意見を出すようICJに求める決議を採択、ICJは今年2月から審理を続けていた。

――「壁」問題は国連総会へ――

国連のアナン事務総長は「勧告を受理した。今後、国連総会で取り扱いを決める」と声明した

アラブ連盟のヤヒヤ・マフマサーニ国連代表は、「壁」問題が次週の総会で議題となるだろうと語り、イスラエルのダン・ギレルマン国連大使は、この勧告のためイスラエルが国連から制裁を受けることにはならないだろうと述べた。

パレスチナ自治政府のアラファート大統領は「パレスチナ民衆と世界中の自由な人々の勝利だ」と歓迎した。

一方、イスラエルのヨセフ・ラピド法相は、先月30日のイスラエル最高裁命令には従うが、ICJの勧告には従わないことを表明、ICJの勧告が「パレスチナ側のテロを無視している」と反発した。労働党のペレス党首も、ICJが「生存という最も基本的な人権を無視した」と述べた。

アメリカ国務省のバウチャー報道官は、「勧告的意見に法的拘束力はない。国際司法裁判所への付託は不適切だったというのが我々の見解だ」と語った。

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Thursday, July 08, 2004

【映画“華氏911”の社会的インパクト】

■マイケル・ムーア監督が7月4日から彼のブログ『Mike's Blog』をスタートした。今まで無かったのは意外。

現時点でまだエントリーは二つだけだけど、これまでのMessageのセクションより軽めの“日記”に成っている。ただし、見たところコメントやトラックバックの機能は付いていないようなので、彼にメッセージを送りたい人は今まで通りのアドレスへ送るしかないみたい。

ところで、昨日配信された彼のメール“My First Wild Week with "Fahrenheit 9/11"... ”を辿って久しぶりに彼のオフィシャル・サイトを覗いてみた。

というのも、このメールでムーア監督は『華氏9/11』が公開されてから一週間の成果の一部を発表しているんだけど、本当に凄いことに成っているようだ。例えば・・・

** More people saw "Fahrenheit 9/11" in one weekend than all the people who saw "Bowling for Columbine" in 9 months.

** "Fahrenheit 9/11" broke "Rocky III’s" record for the biggest box office opening weekend ever for any film that opened in less than a thousand theaters.

** "Fahrenheit 9/11" beat the opening weekend of "Return of the Jedi."

** "Fahrenheit 9/11" instantly went to #2 on the all-time list for largest per-theater average ever for a film that opened in wide-release.

まあ、ディズニーによる配給拒否やカンヌで最高賞パルムドールを受賞したことなんかがあって、この作品に対する注目度が高かったことは間違いないけれど、実際に公開されてから巻き起こっている反響は既に社会現象といっても良いような気がする。

「ひょっとしたら、この作品は世界を(少なくともアメリカを)変えるかも知れない・・・。」まだ観ていないこの作品に対する興味からムーア監督のサイトにある作品に対するコメント集を読んだり、上映している劇場の周辺を撮影したスナップショット集を眺めていたら、そんな気がしてきた。

公開直後からアメリカ各地でチケットがソールドアウトに成ったり、上映終了後にカンヌと同様にスタンディング・オベイションが沸き起こったりしていることを証言するコメントが、全米の老若男女、民主党員は勿論、共和党員や無党派層、そして軍関係者から大量に寄せられている。しかも、これはブッシュの故郷であるテキサス周辺の地域も例外ではない。

上映後の劇場は泣きながら拍手する人や、あまりの衝撃に椅子から立てずに考え込んでしまっている人、見ず知らずの人同士が映画の感想を語り合い、初めて知らされたイラク戦争の真相(あるいはそれに近い実相)を目の当たりにして怒りをあらわにする人・・・。上映が終了してもなかなか人々が退場しないので入れ替えに苦労しているというエピソードもある。

いわゆる“目からウロコが落ちる”体験が集団的に起こっているんだろう。

「こんな体験は初めてだ。」というコメントが異常に多い。ひょっとしたら本も新聞もあまり読まない、ニュースというとテレビのしか観ないという一般的なアメリカ人にとって、この作品で提示されている情報(そのほとんどは既に様々な著作で公表されている事実ばかりだそうだが)の多くは、現実の認識が一気に変容してしまうような,まさに衝撃的なカタルシスに満ちていたに違いない。

「これまではブッシュを批判することはタブーだった。」という南部のある町では、レストランやスーパーのレジなど至る所で人々がこの映画について語り合い、既に観た人がまだ観ていない人にチケットを買い与えて観に行くことを勧める、なんていう現象も起きているらしい。何だかホノボノとした、いかにもアメリカの片田舎で起きていそうな話。現象面だけを見ると、1969年にウッドストックで花咲いたイノセントな共感主義みたいなものを感じる。

この映画に対する反響が果たしてどの程度大統領選挙に影響するのかわからないけれど、多分、今まで政治に無関心だった人たちが投票するきっかけに成るだろうし、元々ブッシュ支持だった層に対する影響も少なくないだろう。右も左も共和党も民主党も人種も性別も区別なく、“アメリカの良心”に訴えること。それこそ、ムーア監督が目指していたことに違いない。

政治的な意図を持った映画作品が、ここまで大きな社会的インパクトを与えたというのは前例が無いのではないだろうか?もちろんこの反響に一番驚いているのは当のムーア監督自身。もし11月にブッシュが大統領の座を追われることになれば、マイケル・ムーアがその一端を担っていた、と評価されることになるのは間違いない。

恥ずかしながら、このサイトのコメント集を読んでいて僕はちょっと鳥肌が立った。まだ映画を観たわけでもないのに、こんな体験は初めてだ。

July 8, 2004 in Film, Politics, Weblogs | Permalink | Comments (1) | TrackBack

Wednesday, July 07, 2004

【アメリカの狂牛病を巡る深い闇】

■田中宇さんの国際ニュース解説にアメリカの狂牛病を巡る情報が集約されている。(狂牛病とアメリカ

BSE=狂牛病問題は政治と不可分であることを改めて認識させられる記事。ここまで多元的な情報が集約されていると、この問題を巡る闇の深さが際立ってくる。牛丼欲しさに安易な輸入解禁を急ぐのは、止めた方が良さそうだ。

アメリカの牛肉業界団体と大手4社の生産者は、日本向けの牛だけに狂牛病検査を認めると米国内の消費者も検査を求め、すべての牛を検査しなければならなくなるとして検査に反対している。アメリカ農務省は彼らの意を受けて、できるだけ検査を行わない戦略を採り、検査をやりたいという一部の生産者に対して「今年秋には日本政府と折り合いをつけ、検査を実施せずに対日輸出が再開できる。もう少し辛抱すれば、検査なしで日本に輸出できるようになる」と説得している。

July 7, 2004 in Food and Drink, Politics | Permalink | Comments (8) | TrackBack

【ケリーのパートナーはエドワーズに決定!】

johnjohn■民主党の大統領候補ジョン・ケリーが副大統領候補を発表した。(Washington Post

ケリーが選んだのは、有力視されていたゲッパード上院議員ではなく、かつてのライバル「ジョン・エドワーズ」だ。ということは、コンビ名は“John&John”で決まりか?

ずいぶん引っ張ったけど、ようやく決まったパートナー。メディアの受けはそう悪くないようだ。元々エドワーズは民主党の予備選でも善戦していたし、まだ経歴の浅い政治家ながら、元弁護士ということで弁舌の鮮やかさに対する評価は高かった。

しかもエドワーズは、予備選が進む渦中で対立候補に対するネガティブ・キャンペーンを行わず、非常にクリーンな戦い方をしたという印象がある。

ルックスが若々しいというのもプラスだろう。なんせ、ブッシュのバディであるチェイニーは心臓病持ちで、しかも戦争利権の大元締めハリバートンの元CEO。ルックスもハッキリ言って悪人風。先日も議会でハリバートンとの関係を非難されて、“不適切な言葉”を使った為に注目された。そんな訳で、イメージは決して良くない。

イラクを取り巻く世論がムーアの映画の影響もあって日に日に悪化しているなかで、チェイニーとエドワーズを比べると「清潔さ」や「フレッシュさ」という点で、エドワーズが圧倒的に有利であることは疑う余地が無い。

ケリーはブッシュと比べて“イマイチ”決定的な優位性に掛けていたけれど、大統領に万が一のことがあった場合には自動的にその地位を継承することになる副大統領にエドワーズを持ってきたことで、彼に対する印象も大幅に向上するだろう。

エドワーズに対しては、既に「政治家としての経験が浅すぎる」とか、「元弁護士で財を成した」とか、「リベラルすぎる」とか色々言われているらしいけど、ケリーにしてみればエドワーズにはこうした攻撃を打ち消すだけの充分な才能と魅力がある、と判断したんだろう。

順当な選択じゃないかな?これでようやくレースが正式にスタートしたといえる。「ブッシュが落選する日が待ち遠しい。」なんていうと不謹慎かもしてないが、でもやっぱり“Anybody but Bush!”の気持は変わらない。

それにしても自分の国の参議院選挙より、アメリカの大統領選挙の方が気に成るのはどうかと思うけど・・・。

July 7, 2004 in Politics | Permalink | Comments (2) | TrackBack

Tuesday, July 06, 2004

【忙しすぎるのも考えものだ】

■このところ、忙しすぎて新聞を読む時間すらない・・・。

韓国の出張から帰って来てからというもの、あまりにも仕事が立て込んで新聞もTVもすっかり御無沙汰状態だ。何だか浦島太郎になった気分?

メールのニュース配信なんかで一応ヘッドラインぐらいはフォローしているんだけど、それを深く消化する間もなく、次の打ち合わせへ突入ッ!いつも以上の睡眠不足に加えてこの蒸し暑さだから体調も今一で、何だかダウナーな感じだ。

しかも、仕事が極端に立てこんでいる時に限って、不測の事態が発生したりして、そのトラブルシューティングに更に時間が取られる。マーフィーの法則はやっぱり有効なのか?嗚呼、「時間は万人に等しく共通の資源」なんだと、改めて痛感する今日この頃・・・・。

楽しみにしていたEuro2004のファイナルも見逃してしまった(涙)。TVでダイジェスト観ても、何だ盛り上がらない。友人の大久保篤志がポルトガルまで観に行っている(ラッキーな奴だ!)ので、彼が帰国したら話を聞くとしよう。

July 6, 2004 in Current Affairs | Permalink | Comments (0) | TrackBack