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Thursday, March 16, 2006

【PSE法は憲法違反のおそれ】

■PSE法は「憲法違反であることが濃厚」という専門家の見解

以前JAM THE WORLDにゲスト出演していただいたこともある弁護士の紀藤正樹さんのBLOG「弁護士紀藤正樹のLINC」にPSE法に対する鋭い指摘がポストされていた。

憲法上、国民の財産権は補償されています。
しかも財産権の内容は、法律で定めなければならないということにされています。

第二十九条  財産権は、これを侵してはならない。 ○2  財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。 ○3  私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。

しかし電気用品安全法は、規制対象である電気用品につき、法律でなく、政令で定めることにししています。

財産権を規制する法律が行政裁量ともいえる、政令で決められること自体が、憲法違反であることが濃厚です。

しかも「電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする」(同法1条)という規制目的から見て、規制方法には何ら合理性がなく、過度に広範な規制であることが明らかであり、かつ自動車とか建物に付着した電気製品は対象外という不平等不公平な規制となっています。この点は平等権(憲法14条)侵害である可能性もあります。

つまりPSE法は、このままの形で施行したら、今回の改善策のようなちょっとした手直し程度では、最高裁判所において、違憲判決が下される可能性がある法律であり、かつ、業者から、国家賠償すらおこされかねない法律です。

しかも業者に国が敗訴したら、裁判費用も賠償費用も、国民の税金で負担されることになります。

紀藤さんはまたPSE法について「庶民や文化を否定した『平成のばか法』であり、延期して廃案、そして出直すべき」と断じているけれど、この紀藤さんの問題提議は正論だし、とても説得力がある。

このエントリーの存在は、久々にTBいただいたkatsさんの「酒乱!net」で知ったんだけど、katsさんのいうとおりPSE法については各方面から様々な異論反論が出ている。

しかしこれはPSEという法律に関わる問題なので、情緒的な観点よりもこうした専門家による法的観点から問題を詰めていくことが何より有効だろうと思う。

March 16, 2006 in Business, Current Affairs, Ecology, Economy, Music, Politics, Web Culture | Permalink

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Tracked on Mar 16, 2006 10:30:22 PM

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