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Saturday, March 18, 2006

【フォト・サーチ・エンジン“Riya”で気分はCSI】

■単なる画像認識じゃない。Riyaの顔面認証技術はデジタル・フォトの“使い方”を変えるかも。(CNET Japan

アメリカの人気テレビシリーズ『CSI』は、僕の大好きな番組の一つなんだけど、毎回番組の中で登場する様々な分析ツールがすごくリアルで(というか番組の製作者によると、ほとんどが実際に使用されている技術なんだそうだけど)、中には個人的に欲しいと思うものも沢山ある。

CNETの記事で紹介されているこの『Riya』は、CSIの中でレギュラーに登場する「顔面認証」や「パターン・マッチング」のような画像認証技術を利用したフォト・サーチ・エンジンだ。

Riya_sample_6

 スタンフォード大学で顔認識技術を研究し博士号を取得したメンバーらが立ち上げたRiyaは、すでにウェブサイトを立ち上げている。このサイトでは、「文脈認識(技術)」を使ってデジタル・フォトアルバムのなかから、よく似た写真を検索できるようになると、共同創業者のMunjal Shah氏は、当地で開催中の「PC Forum」で講演した。Riyaのサービスでは、たとえば義理の母親の写真を数枚サンプルとして同社のウェブサイトにアップロードすると、Riyaの検索エンジンがユーザーのPCに保存されている(母親が写った)他の写真を見つけ出すといったことが可能だ。

 同氏によると、文脈認識技術とは、顔認識技術を強化したようなものだという。Riyaのソフトウェアは人物の顔を調べるほか、その人物がきているシャツなど、他の手がかりも利用して似たものを見つけ出す。さらに、このソフトウェアは画像の中にあるテキストも探すため、たとえば「フロリダへようこそ」という看板の横に立つ人物の写真は、「フロリダ」というキーワードで見つけ出せるという。

 Riyaはこのソフトウェアに手を加えて、さまざまな条件に従って写真を検索できるようにしている。たとえば、被写体の顔がわずかに横を向いている2次元のサンプル写真は、仮想の3Dモデル上にマッピングされ、正面から撮った写真とも同じ人物が写っていることが識別できる。また、ある写真で首を傾けている人物の写真も問題なく識別できる。

しかも無料!!サインアップしてRiyaのサーバーに検索したい画像ファイルをアップロードするだけで利用できるようになる。全部英語だけど、分かりやすいチュートリアルも用意されている。

 同社のサービスを利用するには、アップローダーというソフトをダウンロードする必要がある。

 このアップローダーは、写真に検索用のタグを付加した上で、そのコピーをRiyaのウェブサイトに転送する。また、転送される写真の解像度は800x600ピクセルとよくある5メガピクセル級のデジカメで写した画像よりもかなり低解像度になる。しかし、データを低解像度にしておけば、複数の写真を素速くアップロードできるというメリットがある。

 検索結果として表示される写真は低解像度のものになる。しかし、同社はこの技術を改良し、検索結果の画像と高解像度なオリジナル画像とを同期するようにしたいと考えている。これが可能になれば、ユーザーは検索後にハードディスク内にある高解像度の写真を見られるようになる。

今のところアップロードするファイル数にも制限がないようだ。早速サインアップして“なんちゃってCSI”を楽しもうではないか!なんだか単なるネット上のフォトアルバムを超えたサービスに成る可能性を感じた。

なお、このRiya社については、昨年HotWiredにも興味深い角度から考察した記事「顔写真のネット検索が可能に?」が掲載されていた。

 現在このサービスで検索可能なのは、ライヤ社のサーバーにアップロードされた写真だけだ。だが、この技術がインターネット上で展開されるようになれば、Flickr、『トライブ・ネット』や『フレンドスター』といったウェブ上の写真を、写真の所有者や写された人が特定されるのを望もうが望まなかろうが検索できるようになるだろう。興味深いのはここからだ。

 『マイスペース』を検索した母親たちが、友達の家で勉強しているはずの時にパーティーに参加している自分の子供の写真を見つけるかもしれない。保険会社がバンジージャンプをしている顧客の写真を探し出し、この命知らずな顧客の保険料を値上げするかもしれない。私の予想では、付き合う相手を探している男女が恋人の品定めをする際に欠かせないものになると思う。

 もし誰かが私が写っている写真を掲載すれば、写真を見る人々には私の顔が見える。だが、私が誰なのかはほとんど判らないはずだ。一方、写真に私の名前のタグが付されていたとすれば、私の容姿を気に入った見知らぬ人が私についてさらに知ることが可能だ。私を雇用するかどうかを検討中の人が、私に関する詳しい情報を探しており、私の名前を検索して私の写真を見つけ出すこともできる。

 アナログ世界におけるプライバシーの原則は、デジタル世界では意味をなさない。見られることと追跡されることの関係についてのかつて存在した前提は、もはや通用しない。われわれはこうした事実を直視しなければならない。さもないと、大局を見失ってしまうだろう。

March 18, 2006 in Art, Business, Media, Science, Web/Tech | Permalink

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