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Wednesday, April 05, 2006

【JAMに映画『ニューワールド』のクオリアンカ・キャルヒャーさんが登場】

映画『ニューワールド』の主演女優・クオリアンカ・キャルヒャーさんへの単独インタビュー

6_poca800_2このところ、アメリカでは新たに不法移民を規制する法律が検討されていて、全米各地で「差別だ!」と訴える激しい抗議デモが行われています。

もともとは移民の国なのに、9.11以降の“テロとの戦い”という錦の御旗の基、移民そのものをセキュリティー上のリスクとしてカテゴライズする法律ですから、不法入国であれなんであれ、長年アメリカで働きながら暮らしてきた移民たちが、いきなり「潜在的犯罪者」扱いされる訳ですから反発は当然のことでしょう。

一方で、アメリカにはかつて“インディアン”と呼ばれたネイティブ・アメリカンに対する差別も根強く残っているようです。そんな中、17世紀初め、北米に実在したネイティブ・アメリカンの伝説的女性“ポカホンタス”を題材にした巨匠テレンス・マリック監督の新作『ニュー・ワールド』が今月、日本で公開されます。

それに先立ち、主演女優の・クオリアンカ・キャルヒャーさん方がこのほど来日。現在もネイティブの方々が抱えている苦悩を伝えたいとJAM THE WORLDの単独インタビューに応えてくれました。

残念ながら僕はインタビューに立ち会えなかったんだけど、取材した小林まどかさんに印象を聞くと、とにかくまだ若い(弱冠16歳!)のに大変スマートな人物とのこと。

何でもインディオのケチャ/ウアチャパエリ族、アラスカ、スイスの血を引いているそうですが、産まれたのは1990年で、母親の旅先であるドイツだそうです。なかなかトランス・グローバルなバックグランドですな。

92年にハワイへ移り、歌やダンスで才能を開花させ、演技の方でも子役として地元のベスト・オーバーオール・タレント賞を取ったり、さらに7歳にしてバレエ・ハワイの若手振付師賞を獲得したというから、幼少の頃からよっぽど目立っていたんでしょう。

今回の『ニュー・ワールド』のポカホンタス役は彼女にとって本格的なハリウッド・デビューになるんですが、とにかく物凄い数の候補者の中から抜擢されたらしいですからね。

さて、肝心の映画の方はというと、個人的にはこのポカホンタスについて全く予備知識が無く、せいぜい「そういえば昔ディズニーのアニメでやってたかも?」程度で、恥ずかしながらこれが“アメリカで最も有名な伝説”だなんて、露知らず・・・。不勉強も甚だしい状態で作品を観ました。

そもそも、この“巨匠”テレンス・マリック監督についても、前作の『シン・レッド・ライン』はセールスコピーに釣られてDVD買って観たけれど、どういう訳かピンと来なくて、それ以外の作品を遡って観ようという意欲も涌かずに居たのです。

だからマリック作品はこれが二本目。で印象としては、前作同様“画”は素晴らしいんだけど、映画としてはちょっと辛いかな・・・という感じでした。

『シン・レッド・ライン』と同じで、草原を渡る風や、木々の木漏れ日、霧の立ち込める水面などなど、美しい自然の風景を背景に淡々とドラマが展開するんですけれど、あまりにもボイスオーバーというか、登場人物の独白的ナレーションが多くて、演技から人物のプロフィールや感情が伝わってくるというより、言葉による過剰な説明が先に立ってしまって、ちっとも画面の中に入っていけないまま非常にユックリと時間が過ぎていくという展開。

演出上の長廻しは嫌いではない僕も、途中かなり耐え難いところがありました。まぁ、たまたま生理的に合わなかったということなのかもしれないけれど、忙しい時に観る作品ではないですね、少なくとも。

April 5, 2006 in Film, Media, Politics | Permalink

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