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Monday, October 30, 2006

【イスラエル レバノンやガザで新兵器を使用か?】

■ウラン原料の新爆弾、レバノン空爆でイスラエル使用か (YOMIURI ONLINE

劣化ウランの代わりに濃縮ウランを使ったバンカーバスターが使用されたらしい。

【ロンドン=森千春】 28日付の英紙インデペンデントは、イスラエル軍が今年夏に行ったレバノン空爆で、ウランを原料とする新型爆弾を使用した可能性があると報じた。

 同紙によると、欧州議会の環境保護派の主導で設置された「欧州放射線リスク委員会(ECRR)」が、レバノン南部ヒアムなど2か所の爆撃現場から採取した土壌を調べたところ、放射能が検知され、ウランが含まれていたのが確認された。組成分析の結果、濃縮ウランと見られる。

 同委員会関係者の初期報告は、劣化ウランの代わりに濃縮ウランを使った地中貫通型爆弾などの可能性を指摘している。

■Gaza Doctors Say Patients Suffering Mystery Injuries (Palestine Chronicle

さらに、パレスチナ・クロニクルによると、ガザでは“ダイム”(Dense Inert Metal Explosive (Dime))という未知の兵器が使われている可能性もあるそうだ。

下記の日本語訳は日本パレスチナ医療協会(JPMA)のメールマガジン「パレスチナ最新情報 06・10・28」からの転載。

ガザの複数の医師が発言”不思議な負傷に人々は苦しむ”

ガザ市ーひどいやけどを引き起こし、体の深部に傷を残し、しばしば手足などの切断や場合によっては死に至らしめる、これまで見たことのない傷がイスラエルの武器で負わされているとガザの医師は以前から報告している。

イスラエル兵が拘束されて後イスラエルが作戦にのりだした7月に、そのような傷が初めてみられた。

伝統的な戦闘による負傷とは異なり、身体に大きな爆弾や銃弾の破片は発見されず、損傷した内部器官に”粉末状の物”が現れると医師達が語った。

「遺体が届いた時には、すでにばらばらになっていて、(熱・圧力などで)融けていて、形状をなしていない」とガザ市シファ病院のサカア医師が語った。さらに「外見上は微細な破片が見られる一方、臓器の内部にやけどが見られた。多くの負傷した人々の体を開いてみると、内部器官に粉末状の物が見つかった。」

そのような負傷が新型兵器によるものかどうかははっきりしない。どのような兵器を使っているか詳細を語ることをイスラエルは拒否している。しかし、実験兵器である高密度不活性金属爆薬(ダイム)(Dense Inert Metal Explosive (Dime))による負傷だというレポートをイスラエルは否定した。

ガザでサカア医師は、「患者の体内で発見された小破片はX線には写らない。破片が身体を貫通し、局所的損傷を与えるのに我々は見慣れている。しかし今回は破片が見つからないのに、損傷が見られた。」と語った。

たいていの負傷は腹部のまわりに見られたと彼は語った。安定を保っていた患者が1日か2日後に突然死亡するというのを複数の医師が見ている。「明らかな科学的な原因がないのに、患者が死んでしまう。」と彼は語った。

ベイト・ラヒヤのカマル・オドワン病院のサイード・ジョウダ副院長は、「同様の障害を見たことがある。それがどういうことかわからない。新兵器によるものか、従来の兵器に何か改造を加えたものかわからない。」と語った。彼もまた、大きな破片が見つからないのにはなはだしい内部損傷を負った患者を見ている。

「やけどで大きくすりむけ、黒焦げになった傷があった。これは爆発物のようなものに関係しているに違いない。」と彼は語った。

シファ病院で撮られた死体の写真では、見分けがつかないほど死体が融けていて黒焦げになっていた。ある場合には、医師はひどく焼けた手足を切断した。

最近の軍事作戦以来ガザでは、少なくとも250名のパレスチナ人が死に、数百人かそれ以上が負傷している。

どんな医師も新しいタイプの負傷に苦しむ患者の数を正確に出せないが、7月中に運び込まれた患者の多くは、この種の負傷の兆候を示していると言っている。

6月下旬以来6週間以上もこの種の負傷がみられるとサカア医師が語り、またジョウダ医師は、ここ数日運び込まれる患者でさえも従来にはない負傷の兆候がみられると語った。

この種の負傷は”前例のない発射体”によってもたらされたものであるとガザの保健省は報告していて、ひどいやけどと激しい内部損傷に言及している。同保健省は、負傷の原因追及を要求している。

「切断が必要なほど完璧なやけどを負わせる。破片が体に入り、微細な孔を残す。かってこのようなことは見たことがない。」と保健省でハリド・ラディ広報官が語った。

ガザの患者から採取された組織片は、イタリアテレビのRAIチャンネルの記者へ渡された。先週放映されたドキュメンタリー番組で、その負傷はダイムが引き起こす結果と似ていると報じた。検査結果はダイム兵器が使用されたという仮定と矛盾しないと、その組織片を検査したイタリアの研究所が語ったと言われている。

その兵器は新しく、米国で今でも開発の初期段階にある。外側が炭素繊維で覆われていて、従来の金属破片でなく微細なタングステン微粒子を含んでいる。他の爆発物よりははるかに影響範囲が狭いが、非常に強力な爆発を引き起こす。

とはいえ、イスラエル軍はダイム兵器の使用を否定している。

「無実の民間人が負傷する危険性を最小限にするため、イスラエル軍は兵器の開発にかなりの努力を払っている。ダイム兵器を使用しているといううわさに関して、そのような兵器を所有も使用もしていないとイスラエル軍は否定する。」とイスラエル軍は声明の中で述べている。「作戦上の理由で、所有している兵器の種類やその使用を明らかにしない。さらに、国際法に従って兵器を使用しているに過ぎないということが強調されねばならない」と付け加えた。

ダイム兵器が使用されているという提案を何人かのイスラエル軍事専門家も否定している。

現在テルアビブ大学の教授であり、かって兵器開発に関与したことのある元イスラエル空軍将校のイサック・ベンーイスラエルは、死体や負傷者の写真を見て、その傷は通常兵器によるものだと信じると述べた。「イスラエルでは誰もそのようなダイム兵器を開発していないと確信をもって言える。そんなものはまったく存在しない。」と彼は語った。

戦闘で使用される兵器を監視してきた国際赤十字委員会は、ガザで似たような負傷の報告を聞いたことがある、それに関する情報を集めているところだと語った。国際赤十字委員会の広報官、バーナード・バレットは「どのような兵器かに関して、いかなる結論にも達していない。」と述べた。

October 30, 2006 in Politics, Science | Permalink

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