【ソフトバンク システム障害を謝罪】
Tuesday, October 31, 2006
■ソフトバンクのシステム障害,MNPの転出処理が原因 (IT PRO)
結局は“ポートアウト”するリクエストが処理能力を超えたというお話でした。
MNPで自社の加入者が他事業者へ移る場合,他事業者からの要請に対して120秒で自社ユーザーの解約作業を実施してリクエストを戻すという事業者間の取り決めがある。ソフトバンクモバイルの阿多親市・専務執行役情報システム・CS統括本部長兼カスタマーサービス本部長は,「自社の業務トランザクションの中にMNPの処理を入れていた。そこがひっ迫したため他の事業者に120秒でリクエストが返せなくなり,リトライを繰り返してエラーになった」と負荷が増大した理由を説明。その解決のためにMNPのシステムを停止してシステムの増強を実施したとしている。
また,MNPの受付を停止してソフトバンクモバイルから他社への転出ができない状態であるにもかかわらず,同社への新規契約受付を継続したことについても質問が及んだ。孫社長は,「自社の業務システムが止まったわけではない」ため,自社の申し込みは続行したが,一方で「MNPは相手があった上でのやりとり。MNPのシステム障害について他社から十分納得いくまでは保留したいという返事があった」と説明した。
システムの処理能力の見積もりが甘かったというか、システム構成を誤ったというか・・・。いずれにしても、これはやっぱりDocomoやauからサボタージュだと云われても仕方がないのでは?
昨日日テレのニュース番組で、実際に六本木のSoftBank店に出向いて、MNPの移転申し込みにどのくらい時間がかかるか、っていうのをやっていたけど、ストップウォッチを持った女子アナが受け取った番号札の受付まで2時間以上待たされたあげく、カウンターで受付処理は出来たものの、端末の受け渡しは後日に成るとのことで、結局番号の移行だけが行われてケータイは持ち帰れない~つまり、新しい端末が渡されるまではケータイが使えない、という状況だった。
これは取材だから最後まで待ったんだと思うけど、普通だったら30分も待たされたら帰っちゃうでしょう?孫さんにとっては、この現場の混乱ぶりこそ、まさに「予想外」では?
■混乱、MNP ソフトバンク、得意の価格競争で墓穴 (Fuji Sankei Business i)
「ソフトバンクの市場シェアは16%程度だが、契約者の実数は1500万人に上る。仮に1割の既存顧客が動いても150万人という数字で、これを一挙に処理できるはずはない」 ある業界関係者は、こう指摘する。
しかも、同社のシステムは、「顧客情報の管理と、番号ポータビリティによる契約変更の管理を同じシステム上で行っている」(ソフトバンクモバイル広報部)という。既存顧客が殺到することで、ポータビリティ関連の手続きも滞るという構造的な問題を抱えているのだ。
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