【祝!フランス国立宇宙研究センターがUFO情報を公開】
Saturday, March 24, 2007
■France opens secret UFO files covering 50 years(YAHOO NEWS)
ついにというか、やっというか・・・。
フランスの国立宇宙研究センター(CNES=アメリカのNASAと同じような組織)が公的な機関としては世界で初めてとなるUFO情報のアーカイブを公開した。
しかも内容は、過去50年以上に渡ってフランス全土で収集された1600件以上のUFO情報の記録と調査・分析結果が一挙にオープンに成っている、らしい。
というのは残念ながら、このサイトは今のところフランス語ONLYなので、フランス語が不自由な僕は内容を確認したくても出来ないからなんだけど・・・(涙)。早速CNESに、「とりあえず英語版を作って下さい!」ってリクエストのメールを送ってしまった。
■世界初、UFO情報をネット公開=過去50年余の報告例―仏(livedoor NEWS)
【パリ22日】フランス国立宇宙研究センター(CNES)は22日、過去50年余りにわたって得られた1600件以上の未確認飛行物体(UFO)に関する情報をウェブサイト上で公表した。科学者やUFOファンが情報を手に入れやすくするのが目的で、関係者によれば、こうした情報を公にした国は世界で初めて。≪上の写真は米空軍が明らかにした1972年にニューメキシコ州でテスト飛行した宇宙船≫
公表したのは1954年以降のもので、未確認空中現象に関する研究団体のジャック・パトネ氏によると、中には調査に値しないものもあるが、仏全土で何千人もが目撃したケースや、着陸跡とみられる焼け焦げ、物理学の法則を無視した飛行形跡のレーダー追跡記録など重要なものも多数含まれており、約25%は具体的なデータや信頼できる目撃証言があるにもかかわらず「説明不能」とされる「タイプD」に分類されるという。
多分、今こうしている間にも世界中のUFOLOGIST達がアクセスを試みているに違いない。でも残念ながら、サイトの取り回しはお世辞にも良いとは云えない。
ちなみにナビデート用のメニューは:
の6つしか用意されていないし、ほとんどの情報が収納されている「Documentation 」と「Recherche 」は調査報告書とか、目撃者による供述書のPDFが山のように収められていて、とにかくダウンロードしてみないと、どんな資料なのか分からない。サーチ機能もないしな・・・。せめて画像ファイルとか別メニューにしてもらいたかった。
まぁ、資料を公開することに意義があるということで、その辺は今後に期待しましょう。
と思っていたら、UFO関係でもう一つニュースがあった。こっちはアメリカの政界関係者としては初めてのケースで、アリゾナ元州知事によるUFO目撃のCOMING OUTだ。
■'Phoenix Lights' a UFO? (CNN.COM/VIDEO)
A former governor now says an event in the sky may have been a UFO. CNN's Gary Tuchman reports. (March 22)
■FORMER ARIZONA GOVERNOR NOW ADMITS SEEING UFO (CFI:PDF)
パパ・ブッシュが大統領をやっていた時代にアリゾナ州知事を6年間勤め、ベトナム戦争に空軍パイロットとして従軍した経験を持つFife Symington氏(共和党)が、1997年の3月13日からアリゾナの空に数夜に渡って出現し、数千人に目撃され、多くの映像が記録され、後に「PHENIX LIGHTS」と呼ばれることになったUFOを目撃したことを、公式に認めたという。
フットボール競技場をはるかに超える大きさの巨大なV字型をしていたというこの“謎の飛行物体”を目撃したサイミントン元知事は「国防総省が何か他のものだと証明しない限り、あれは地球外からやってきたUFOだと思った。」という。
何故当時それを認めなかったのかと尋ねられて「市民にパニックを起こさせたくなかったからだ。私のような公の立場に居る人間は発言には慎重にならないと、間違いなく人々に大変な影響を与えることに成るだろうと思ったからね。」と答えている。
その為、事件の後に行われた記者会見で彼は、わざわざキグルミのエイリアンを登場させてジョークとして笑い飛ばしてみせた。ようするに誤魔化したわけだけど、当時真相解明を求めるアリゾナ市民からは相当非難されたらしい。
しかしそれから10年、公式には自身のUFO目撃を否定していたサイミントン氏は、その後政界から引退して現在は事業家に転進しているが、ついにその沈黙を破って「その光は非常に明るく輝いていて、素晴らしいものだった。それにあまりにも巨大で、とにかくとてもこの世のものとは思えなかった。」とCNNのインタビューで語っている。
サイミントン氏は最新のUFO記録映画「OUT OF THE BLUE」(GOOGLE VIDEO)の中でもこの話をしているらしいし、またUFOの情報公開を求める市民グループ「COALITION FOR THE FREEDOM OF INFORMATION」にも協力しているという 。
Google Videoで観る事が出来る「OUT OF THE BLUE」は、元々SciFiチャンネルで放送されたもののようだけど、UFOを扱ったビデオ資料としては、証言者として登場する人々の顔ぶれと経歴もアメリカ、ロシア、フランスの政府高官、軍人、科学者、宇宙飛行士、etc.、いずれも驚くばかりの面々で、4月にリリースされるというアップデート版のパッケージが非常に期待される。
そしてその中で、1999年にリリースされ、この10年間で最も重要なUFO調査報告書として紹介されているのが、フランスの軍、科学アカデミーの最高レベルの人々が中心に成って作成し、フランスのシラク大統領とジャスパン総理大臣に提出されたという「COMETA REPORT」だ。
In 1999 an important document was published in France entitled, UFOs and Defense: What must we be prepared for? ("Les Ovni Et La Defense: A quoi doit-on se préparer?"). This ninety-page report is the result of an in-depth study of UFOs, covering many aspects of the subject, especially questions of national defense.
The study was carried out over several years by an independent group of former "auditors" at the Institute of Advanced Studies for National Defense, or IHEDN, and by qualified experts from various fields.
Before its public release, it has been sent to French President Jacques Chirac and to Prime Minister Lionel Jospin.
The report is prefaced by General Bernard Norlain of the Air Force, former Director of IHEDN, and it begins with a preamble by André Lebeau, former President of the National Center for Space Studies (Centre National D’études Spatiales), or CNES, the French equivalent of NASA.
The group itself, collective author of the report, is an association of experts, many of whom are or have been auditors of IHEDN, and it is presided over by General Denis Letty of the Air Force, former auditor (FA) of IHEDN.
フランス空軍のNorlain将軍による序文に始まるこのレポートは、「UFOと防衛:我々は何に備えなければならないのか?」というシリアスなタイトルが付けられていて、92ページに渡り、世界各国の政府や軍、そして民間の機関が収集した500件以上のUFO事例を基に、フランスのトップ・レベルの科学者や軍関係者によって構成されたチームが詳細に分析して評価したものだ。
このレポートの結論は、「UFOや地球外生命体の存在は現実のものであり、また彼らの持つ技術は我々の知識や理解を遥かに超えるものである。この事実は、フランスはもちろん、地球全体の安全保障を考える上で、無視することが出来ない極めて重大な懸念をもたらすものである。」と成っている。
残念ながらこのレポートは、フランス以外の国では出版すらされていないが、(ちなみにフランスでは、アメリカのTIME LIFEにあたるVSD社から出版された。)英語版のPDFは、ここでダウンロードできる。
映像で見ると、オリジナルのレポートには膨大な量の写真資料も含まれているみたいだけど、残念ながらPDF版では割愛されている。
ところで、このレポートの前文を書いているのが、今回ニュースと成った世界初の大規模なUFO情報公開を実現したフランス国立宇宙研究センターのLebeu前代表。
ということはつまり、今回の情報公開はこの「COMETA REPORT」が基に成っていると考えてほぼ間違いないだろう。実際に、CNES du GEIPANサイトのDocumentationのトップにオリジナルのPDFが収められている。
それにしても同時にアメリカとフランスで政府関係の組織や人物がUFO情報を公表するニュースが重なるなんて・・・。一体何が起きているというのだろうか?
もしかしたら、いよいよ“その日”が近づいているのかもしれない。もちろん“その日”の解釈は人それぞれだけどね。
■参考リンク:
UFOs have been subject to investigations over the years that vary widely in scope and scientific rigor. Governments or independent academics in the United States, Canada, the United Kingdom, Japan, Peru, France, Belgium, Sweden, Brazil, Chile, Uruguay, Mexico, Spain, and the Soviet Union are known to have investigated UFO reports at various times.
Among the best known government studies are the ghost rockets investigation by the Swedish military (1946–1947), Project Blue Book, previously Project Sign and Project Grudge, conducted by the United States Air Force from 1947 until 1969, the secret U.S. Army/Air Force Project Twinkle investigation into green fireballs (1948–1951), the secret USAF Project Blue Book Special Report #14 by the Battelle Memorial Institute, and Brazilian Air Force Operation Saucer (1977). France has had on ongoing investigation (GEPAN/SEPRA/GEIPAN) within its space agency CNES since 1977, as has Uruguay since 1989.
A public research effort conducted by the Condon Committee for the USAF, which arrived at a negative conclusion in 1968, marked the end of the US government's official investigation of UFOs, though documents indicate various government intelligence agencies continue unofficially to investigate or monitor the situation.
Posted by: viagra online | Saturday, January 09, 2010 at 01:46 AM
TBありがとうございました。
time outになってしまってTBできないので、コメント欄で失礼します。
http://www.fr-dr.com/paris/archives/2007/01/02021208.php
Posted by: 7ntrdbl | Saturday, March 31, 2007 at 12:09 AM