【Google テレビの広告代理店業務に進出】
Tuesday, April 03, 2007
■グーグル、テレビ広告ビジネスに参入--EchoStar Satelliteと提携(CNET Japan)
またまたGoogleのニュースなんだけど、これは本当の話。
今度はGoogleの得意とする「AdWords」のモデルをテレビ広告に適用してみようというビジネスだから、結構Philosophicalに面白い。
広告的に有用と思われるWordを競争入札で落札したものに提供するという彼らのビジネス・モデルは今や、106億ドルもの利益を上げている。
1社で1兆円以上だよ広告収入が!驚いちゃうよ、全く。
オンライン広告では独走状態のGoogleが、彼らがNetで培ったユーザーのプロファイル・データに基づいたターゲット広告を提供するOne to One的な手法を、衛星やケーブルのSTBと連動することで、Netを超えてより大きなマーケット(6兆3000億円)であるTV媒体で展開しようとう訳だから、これは成功しようがしまいが、結構各方面から注目されることは間違いない。
[2007年4月3日 17:40更新] Googleがテレビ広告ビジネスに参入した。Googleがテレビ広告に参入するとの噂は何カ月か前から流れていた。
Googleは米国時間4月2日、EchoStar Satelliteと提携して、DISH Networkが米国で展開する125の衛星放送ネットワーク用に広告を販売すると発表した。これにより、Googleが、年間売上106億ドルを稼ぎ出すオンライン広告ビジネスを擁して、いかにテレビ広告ビジネスを征服しようとしているのかの一端が示されたことになる。
中でも興味深いのは、テレビ広告にターゲティングの要素を付け加えることだろう。
広告主はGoogleが提供するオークション形式のAdWordsシステムを利用して、広告スポットに入札する。広告主はテレビコマーシャルをアップロードし、希望の時間帯とチャネルのほか、放送地域を限定するか、全米で放送するかを指定する。このほかに、18~34歳の男性というように、視聴者の属性を指定することも可能だ。
それから、意外と効果測定が難しいといわれるテレビ広告に対して、オンライン広告と同じような効果測定機能を提供するというから、やっぱり既存の広告代理店や視聴率調査会社からみて、かなり脅威に成るんじゃないかという気がする。
DISH Networkにとって、テレビ広告の購入、販売、配信、効果測定を自動化するシステムの利用はGoogle TV Adsが初めて。EchoStarの広告担当バイスプレジデントMichael Kelly氏によると、NielsenがDISH Networkと契約する1310万世帯を対象に視聴状況を調査するのに対し、Googleのシステムはすべての契約世帯を対象にするという。
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