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JAM THE WORLD 最後の放送を終えて

JAM THE WORLD / LAST MESSAGE

2001年の10月から足掛け14年間に渡ってお送りしてきたJAMの放送も、僕は今夜がファイナルということに成りました。

そもそも、2001年の夏ごろに、J-WAVE初の「ニュースをテーマにした番組企画」ということで、自分の気に成るニュースをネタに、カジュアルに野中さんの好きなように話して良い、というお話に惹かれてお受けしたのですが、番組がスタートする直前の9.11にニューヨークの同時多発テロが発生したために、その流れで必然的に番組もスタート当初からシリアスなトーンになっていきました。

そして忘れることが出来ない、東日本大震災が発生し、番組として原発事故に対する考察を重ねることは勿論の事、現在に至るまで継続して被災地の様子を伝える努力をしてきました。

当初は、ニュースを伝えるのに個人の意見を付け加えるのはタブーではないか?という声もありましたが、いわゆる一般的なニュース番組とは違って、一つのニュースやテーマに対して、多種多様な意見や、見方がある事を共有して、一緒に考える、ということを目的としていたので、僕だけでなく、各曜日のナビゲーターが比較的自由に個人の意見を述べてきました。

それにしても、足掛け14年もの長きに渡って、番組を担当させてもらうとは、全く想定していませんでした。

先日、これまで何回ぐらい出演したのか調べてもらったのですが、なんせこれまで何度もプロデューサーやディレクターなどのスタッフが入れ替わったり、僕も週に二日、担当していた時期もあった関係で、正確には分からないそうですが、大体800回から900回の間じゃないか、という事でした。

また、全てではありませんが、番組のテーマやゲストの選定なども、僕の意見をずいぶん柔軟に受け入れてくれました。お蔭で、僕も番組を通じて、個人的に学ぶことが多かったです。

今ここで、一人ひとりのお名前を挙げることはしませんが、これまで番組を通じてお世話に成ったJ-WAVEのスタッフの皆さん、そして御出演いただいたゲストの皆さん、そして何よりも、番組を聞いて叱咤激励してくださったリスナーの皆さんに、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

僕はこの番組に関わる事が出来たことを、本当に誇りに思っています。