Wednesday, March 26, 2008

【JAMに小栗康平監督がゲスト出演】

小栗康平さんは、日本映画の宝であり良心である。

昨日放送したJAM THE WORLDのゲストに、現代の日本映画を代表する世界的名匠との呼び声も高い、小栗康平監督をお迎えした。         

                   __jam_2008_03_25

大袈裟ではなくて、小栗さんは黒澤明小津安二郎溝口健二勅使河原宏鈴木清順などなど、数々の名作を生み出して日本映画の輝かしい歴史を作り、今なお日本が世界に誇る巨匠たちの“映画作りの遺伝子”を、最も洗練された形で現在に受け継ぐ世界的名匠の名に相応しい映画監督だ。

現時点で一番新しい作品である2005年の「埋もれ木」は、とても言葉に置き換えることが出来ない、というか文章化が不可能な、まさに映画を観るという体験によってしか得ることが出来ない強烈なリアリティを持っている。        

           Photo

深夜一人でこの作品を観ていたら、何故か唐突に昔大好きだったタルコフスキー監督の「ノスタルジア」やフェリーニ監督の「インテルビスタ」なんかを、映画館で初めて観た時の記憶が蘇ってきた。

それはかなり長いこと忘れていた記憶というか、感覚とか感情とかがMIXしたもので、たぶん何十年ぶりかで蘇ってきたんだけど、「そういえば映画を観るっていうのは、こういう感じだったよな~」という、何だかとても懐かしい感覚。

「埋もれ木」を観るのは初めてなのに、懐かしく感じるのは何故なんだろう。

細部まで徹底的に作りこまれ圧倒的な情報量を持つ美しい映像と、それを三次元的に共振し増幅させる音像とが渾然一体となっていく。

映像も素晴らしいけど、加えて音響デザインが同じぐらい凄い。そのシーンの空気とか匂いまで感じさせるような音の数々。ほんとに丁寧な仕事をしている。

この辺りが小栗監督が名匠と云われる所以でもあると思うけど、幾重にも重なりながら織られていく音と映像のタペストリーとでも云えば良いのか。スクリーンやモニターの二次元的なフレームを超えて遥か彼方まで広がっている。

そこからは、一見静謐な印象なのに実はかなり強烈なエネルギーが放出されていて、その空間に居る者の視覚や聴覚はもちろん、その他あらゆる知覚・感覚器官を刺激しながら脳内に侵入してくる。

スクリーンに投射されている映像は、実はこうしたエネルギーを投射するためのツールであって、最終的には観る者の脳内で初めてイメージが生成されるわけだけど、たぶん脳内でイメージとして結像する階層が深ければ深いほど、普段は現れないけれど、そこに蓄積されている記憶の欠片と共鳴しあい、記憶と一緒に埋もれていた感覚や感情を活性化するのだろう。

「埋もれ木」というモチーフは、もしかしたらこういう原初的な記憶、つまり意識の地層の奥深くしまいこまれた潜在意識とか無意識とかの記憶領域のことを表しているのではないか。

「現在」と「過去」と「未来」がリニアに連続して繋がっているのではなくて、全てが同じ場所に同時に存在していて、観察者が観る角度を変えるだけで瞬時に次元が切り替っていく、そのタイミングが絶妙だ。

一般的には常套手段としてカットバックやフラッシュバックなんかで時間の流れをコントロールするわけだけど、小栗監督の紡ぎ出す時間はもっとオーガニックで、その変化のリズムやパターンが生理的に心地よいのだ。

一瞬も留まる事がなく展開して行く映像に身を委ねていると、いつの間にかその流れと自分の呼吸が相互にシンクロして共鳴しているような、何とも不思議な感覚を覚える。

「一つのシーン」、「一つのカット」を操ることで、これほど饒舌に語らせることが出来るなんて、その技は正にマエストロのものであって、ほとんどMAGICに近い。映画にしか出来ない、映画でしか表現できない何かがそこにある。

「結局のところ、映画は画像を観ることからはじまるんです。元々映画はサイレントからスタートしたんですから。」

「映画って、やっぱり画像と言葉が重なり合ったり離れたりして奥行きを作るものですからね、そこは、今こそ大事にして行かなきゃいけないと思いますね。」という小栗監督。

最後に映画監督を目指す人へのメッセージをお願いすると、「観るって言うことは、自分の目で観るしかない訳で、本来一人ぼっちなんですよ。」

「でもそのことに怯まないで、自分なりにジックリ観る・・・。そうあって欲しい。」という。

慎重に言葉を選びながら、丁寧に語る小栗監督のコメントは、あっけないほどシンプルで控えめだけど、作品での表現と同様に奥深い。

いや本当に久しぶりに「良い映画」を観せていただいた、小栗監督に心から感謝!

March 26, 2008 in Art, Film, Media | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Thursday, February 21, 2008

【世界最悪の独裁者ランキング 第一位は金正日】

THE WORLD'S WORST DICTATORS (PARADE)

先日放送したJAM THE WORLDで取り上げたネタなんだけど、ワシントンポストの週末に発行される「PARADE」で、先週今年の「世界最悪の独裁者」のランキングが発表された。

で、見事第一位の栄冠を勝ち取ったのは、北朝鮮の金正日将軍。昨年の2位からワンランクアップした。

このリストを見ると、世界には未だにこんなに多くの独裁者が現役でがんばっているのかと改めて驚く。

February 21, 2008 in Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Tuesday, February 12, 2008

【CNNが日本のイルカ漁を告発】

JAPAN'S DOLPHIN HUNTERS (CNN.COM/VIDEO)

夕べCNNを観てたら、日本のイルカ漁の映像を紹介していた。

小さな湾が血で真っ赤に染まる様子や、イルカの解体作業~そして「ぶつ切り」が商品として店頭に並んでいるシーンが続く。結構衝撃的。

しかしその映像には、明らかにイルカではない魚(たぶんマグロ)を大量に扱っている市場の映像や、普通の寿司の映像を前後にはさんで編集していて、意図的に日本人が大量にイルカを食べているかのような演出が加えられていた。

これでもかという感じで血まみれでのた打ち回る瀕死のイルカの映像を見せながら、女性のキャスターが「こんな野蛮なことが、日本のような“ある程度文化的な国”で、伝統という名のもとに、未だに行われていることは信じられません。」

「このような残虐行為を止めさせるにはどうしたら良いのでしょうか?」

「国際的な反捕鯨団体にアピールするのも良いでしょうし、日本政府に直接メッセージを送るのも有効でしょう。是非皆さんのご意見をお寄せください。」と呼びかけていた。

実はむかし、パイオニアの仕事で「MELON BRAIN」というイルカの生態を紹介するソフト(LD-ROM)の制作に関わったことがある。

その時に、ライアル・ワトソン博士(「水の惑星」)、ジョン・C・リリー博士(「イルカの日」)、ポール・スポング博士、デニス・ハッチング博士などなど、世界中の著名な海洋学者やイルカの研究者にインタビューしたり、色んな研究文献を読み漁ったことがある。

その結果、個人的にはイルカ類は非常に頭が良くて、もしかしたら人間より進化した生命体かも知れないという印象を持っている。

だから個人的にはイルカ漁に対しては生理的な嫌悪感を覚える。

しかしだからといって、牛や豚が屠殺される映像はタブーなのに、イルカが殺される映像だけを取り上げて日本人を野蛮人呼ばわりするのはフェアじゃないだろう。

いつだったか、日韓共催のワールドカップが開催される前に、韓国の「犬食」が世界中から非難されたことがあったことを思い出した。

人間は生きていく上で、動物であれ植物であれ、食べるためには殺生を避けて通ることは出来ない。

自然界の他の生物と同様に、人間も他者の生命を身体に取り入れることで命を永らえている。その現実には善悪も優劣も無いだろうと思う。

おびただしい数のイルカの死体の映像を観ながら、そんなことが頭をよぎった。

February 12, 2008 in Ecology, Food and Drink, Media, Politics | Permalink | Comments (1) | TrackBack

Saturday, February 02, 2008

【マイクロソフトがYAHOO!を買収?】

Microsoft bids $44.6B for Yahoo (cnn.com)

久しぶりのMEGA DEALなニュース。446億ドルというと、日本円で約4兆7500億円!

Google対策が目的と云われているけれど、もし成立すればNETの勢力図が劇的に変化するのは間違いない。

YAHOO!の既存株主にとっては、先週木曜日のクロージングの株価に62%のプレミアが付くことに成るから、悪い話じゃない。

現在、400億ドルのオンライン広告の市場は、いずれ倍の800億ドルに成長すると見られているので、独創するGoogle陣営に対抗してネッ広告トビジネスの覇権争いに苦労しているマイクロソフトにとっては安い買い物なのかも知れない。

昨年は時価総額が30%下落し、つい先日も2月中旬を目処に1100人のリストラを実施すると発表したばかりのYAHOO!にとっては、渡りに船のオファーとなるのか。

それにしても天文学的な数字だ。在るところには在るんですね~。

(CNN) -- Software giant Microsoft said Friday it had made an unsolicited offer to buy Internet search engine operator Yahoo with a cash and stock bid worth $44.6 billion.

art.yahoo.jpg

Yahoo shares have lost around 30 percent of their value in the past year.

The $31-a-share offer represents a 62 percent premium for shareholders above the closing price of Yahoo stock on Thursday, Microsoft said in a statement.

Microsoft CEO Steve Ballmer said the move marked the "next major milestone for the Washington-based company.

The offer allows Yahoo shareholders to elect to receive cash or a fixed number of shares of Microsoft common stock with the total purchase consisting of half cash and half stock.

Yahoo shares rose nearly 60 percent in pre-market trading on news of the approach, while Microsoft shares were down 2.6 percent, CNN Money reported.

The announcement comes with Microsoft and Yahoo seeking to compete with Google in the lucrative online advertising market, currently worth $40 billion and expected to grow to $80 billion within three years. Video Watch CNN International Financial Editor Todd Benjamin's analysis of the offer »

Yahoo shares have lost around 30 percent of their value in the past year, while Google shares have gained, despite reporting a slowdown in fourth-quarter revenue growth.

Earlier this week, Yahoo announced plans to lay off 1,000 employees by mid-February, citing what CEO Jerry Yang described as "headwinds" facing the company. It also reported lower fourth-quarter earnings -- though still ahead of Wall Street's modest expectations for the firm

February 2, 2008 in Business, Media, Web Culture | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Tuesday, January 29, 2008

【NHKは『かぐや』のハイビジョン月面画像を公開しろ(怒)!!】

一昨日のエントリーで取り上げたけど、CNNのLARRY KING LIVEの"UFO:ARE THEY FOR REAL"の番組の中で、パネリストの一人が語っていたコメント「日本が打ち上げた月面観測衛星(かぐや)が撮影した映像の中に巨大な物体が写っていたことがわかり、その直後に突然日本の閣僚3名が、UFOの存在を認める発言をしているのは興味深いことだ。」(UFOS: Questions & Controversy)というのが気になって、日本の月探査機「かぐや」の情報をWEBで探していたら、こんな記事に出会った。

ハイビジョン月面画像をネット公開しなかったNHK

日本ではダメなのに、カナダではネットで観られる「かぐや」ハイビジョン画像

この二つの記事を読んで、何だか無性に腹が立ってきた。

“ふざけんなぁNHKぇ~!!”

“インサイダー取引で小銭稼いでいる場合じゃねぇ~!!”

“日本国民の税金とNHK視聴料で撮影された『かぐや』の映像を公開しろ!!”

1968年にアポロ8号が撮影した「地球の出」(Photo by NASA:上)と、この11月に月探査機「かぐや」が取得した「地球の出」(中)と「地球の入り」(下)のハイビジョン動画像からのキャプチャー(Photo by JAXA/NHK)。NASAの画像は、教育用途、報道用途、非営利用途で出典を明記することで誰でも利用可能。一方、ハイビジョン動画像はネットで公開されず、キャプチャーの静止画像にも「JAXA/NHK」の著作権表示がかき込まれている。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)とNHKは、肝心のハイビジョンクオリティの動画像を、ネットで公開することを許可しなかった。マスメディアの報道向けにHD-CAMテープに収録されたハイビジョン画像が配布されたものの、ネットでの公開は480×270ピクセルに縮小した画像のみ、それも可能な限り一般ネットユーザーがローカルにダウンロードできない形式で公開すること、という制限が課せられた。

公開を渋ったNHKにより、日本という国も、JAXAも、NHK自身も、そして何より素晴らしい画像に触れ損なった日本を含む世界中の人々が損をする結果となった。

かぐや搭載ハイビジョンカメラは、日本国民がNHKに支払った受信料で開発された。そして「かぐや」は日本国民が政府に支払った税金で開発された探査機である。当然第一にその成果を還元すべきは日本国民であるはずだ。しかしNHKは、公共性を放棄し、海外とのビジネスを優先した。これは公共放送という組織のありようからして大きく逸脱していると言うべきだろう。

January 29, 2008 in Business, Media, Politics, Science, Web Culture | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Wednesday, August 01, 2007

【”有言実行の人” 安倍晋三】

それにしても、 この前の選挙は久しぶりに面白かったな・・・。

なんせ自民党結党以来、初めて参議院での第1党の座を失ったわけで、大袈裟じゃなくて“歴史的大敗”という言葉がピッタリの状況だ。

とにかく歴史始まって以来の事態なんだから、誰にとっても、こっから先は予測不能の“未体験ゾーン”ということだ。

安倍さんがいう“戦後レジーム”が“戦後体制”という意味だとすれば、少なくとも自民党はその戦後体制の象徴のような存在なわけで、ということはモノは考えようで、これが彼の望んでいた形かどうかは分からないけれど、安倍さんは自らのテーマとして掲げていた「戦後レジームからの脱却」を、図らずも今回の選挙を通じて違う形で実現してしまったんじゃないか、なんだかそんな気がする。

そういう意味で、彼は立派な“有言実行の人”といえる。

もしかしたら短命に終わるかもしれないけれど、少なくとも安倍内閣は戦後体制の総仕上げ的解体を担った“自民党最後の総裁/総理大臣”として歴史に名を残すかもしれない。

いや、そこまでいうのはまだ早いか・・・。

それにしてもBBC(Japanese PM 'will not stand down')なんかでは「もう安倍政権は長くても数ヶ月しか持たない。任期を2年残した状態で、完全なレイムダックに成ってしまった。」

「次の総理大臣で有力視されているのは、前回の総裁選で次点だった麻生氏が順当ではないか。安倍総理が続投を望んでも、結局早期の退陣を求められることになるだろう。」

な~んていっている。既に安倍さんは完全に“過去の人”扱いだ。お気の毒に・・・。

そこに来てアメリカ議会からは従軍慰安婦問題で謝罪要求決議だもんな~。よっぽど安倍さんのこと早く辞めさせたいんだろう。

いずれにしても今の急激な変化を、結果的に日本にとって“創造的な破壊”にすることが出来るかどうか、それとも単なる“予定調和”で終わらすのか、そのあたりが直近の課題になる。

問題は、誰がそのイニシアティブを執るのか・・・なんだけどね。

Abe vows to stay despite defeat - CNN.com

August 1, 2007 in Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Thursday, July 12, 2007

【あの謎の施設『HAARP』が完成したというニュース】

■米国防総省の「謎の新施設」、HAARPが完成 (WIRED VISION

「エ~ッ!?まだ完成してなかったんだ?」というのが正直な感想。

「気象コントロール兵器」だとか、「マインド・コントロール施設」だとか、いわゆる陰謀系の諸説紛々、様々に取り沙汰されてきた謎の施設。アノ『HAARP』が晴れて完成したというニュース。

ちなみにペンタゴンは"高周波活性オーロラ調査プログラム”といっているみたいだけど、オーロラの研究に250億円以上も使うなんてね・・・どう考えても不自然。本当のところはどうなんだろう?

マインド・コントロールのための巨大施設?、それとも、天気を変える技術?、それともただのアラスカの無駄な公共事業

確かなことは言えないが、はっきりしていることもある。それは、ケネディ元大統領の暗殺と同じくらい多くの陰謀説を生んだ施設がとうとう完成し、電離層を活性化する準備が整ったということだ。

つまり、この施設が実施する興味深い研究は、われわれの……ええと、何かに関する知識を広げてくれるのだろう。公式には、『高周波活性オーロラ調査プログラム』(HAARP)が、高周波を照射する準備を整えた、ということになる。私も南太平洋のクワジェリン島への旅行でこれほど疲れていなければ、すぐにでも飛行機でアラスカ入りして見てみたいところだ。

英BAE Systems社は短いプレスリリースで次のように述べている。「BAE Systems社は、世界最大で最も能力の高い電離層研究施設の作業を完了しました。米国防総省の高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)の主要請負業者として、当社は米海軍研究局(ONR)と2億5000万ドルを超える一連の契約を結び、施設、オペレーティング・ソフトウェア、制御装置の設計と構築を行ないました」

BAE社は当然のことながら、「(HAARPは)高出力無線信号と地球の電離層の相互作用を研究するために使用されます」と述べている。

だが一部の人々、たとえばNick Begich氏(私が数ヵ月前にマインド・コントロールについてインタビューした親切な紳士)などは、HAARPは実は電離層を沸騰させる秘密の新兵器だと主張している。

では一体、HAARPの真の目的は何なのか? 読者の意見を求めるのに申し分ないタイミングのようだし、HAARPの利用法を(事実でも想像でも)以下のコメント欄[原文記事のみ]に書いてほしい。

WIRED NEWS 原文(English)

ところでこのニュース、復活したWIREDの日本語版サイト「WIRED VISION」に掲載されている。ALTERNATIVEなニュース情報満載のこのサイト、しばらくお休みしていたので心配していたんだけど、最近新体制で復活したとのことで、個人的にはこれが何より嬉しい。

江坂さん、頑張ってね!

July 12, 2007 in Media, Science, Web Culture | Permalink | Comments (1) | TrackBack

Wednesday, June 27, 2007

【最初のUFO目撃証言から60年―KENNETH ARNOLDの場合】

「空飛ぶ円盤」という表現で、世界で初めてオフィシャルにUFOの目撃を証言したケネス・アーノルド氏の目撃談が新聞に掲載されたのが1947年の6月26日。今からちょうど60年前のことになる。

そういえば、あのロズウェル事件もこの年に起きた。

すでに60年も経っているのに、UFOは未だに謎のままだ。

そういう意味で、この1947年という年は、近代のUFOLOGYの起点となる記念すべき年という訳。

1947-The Kenneth Arnold Sighting (ALL ABOUT)

Summary: There have been UFO sightings ever since man roamed the Earth. There exist many paintings of centuries past that depict unusual flying objects in the sky. Folklore of many early peoples are filled with stories of strange objects flying through the skies. However, most Ufologists credit pilot Kenneth Arnold's UFO sighting of 1947 as the beginning of the modern UFO age.

The Kenneth Arnold Page (PROJECT 1947)

Pendleton, Oregon East Oregonian - June 26, 1947


Boise Flyer Maintains He Saw 'Em 
Kenneth Arnold Sticks To Story of Seeing Nine Mysterious Objects Flying At Speed Of 1200 Miles An Hour Over Mountains 

By BILL BEQUETTE

Kenneth Arnold, a six-foot, 200-pound flying Boise, Ida., business man, was about the only person today who believed he saw nine mysterious objects -- as big as four-engined airplanes -- whizzing over western Washington at 1200 miles an hour. 

      Army and civilian air experts either expressed polite incredulity or scoffed openly at Mr. Arnold's story, but the 32-year-old one time Minot, N.D. football star, clung to his story of shiny, flat objects racing over the Cascade mountains with a peculiar weaving motion "like the tail of a Chinese kite." 

      A CAA inspector in Portland, quoted by the Associated Press, said: "I rather doubt that anything would be traveling that fast."

June 27, 2007 in Media, Ufology | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Tuesday, June 26, 2007

【CIAは如何にして法律を破ったか・・・過去30年間の機密文章を一挙に情報公開】

CIA documents show how it broke law (CNN.COM)

CIAが30年以上遡って、かなりキワドイ内容の機密文章を一挙に公開した。

• CIA documents details activities 30 years ago
• Almost 700 pages of material to be declassified
• Activities included assassination plans, illegal wiretaps

WASHINGTON (AP) -- Little-known documents now being made public detail illegal and scandalous activities by the CIA more than 30 years ago: wiretapping of journalists, kidnappings, warrantless searches and more.

The documents provide a glimpse of nearly 700 pages of materials that the agency plans to declassify next week. A six-page summary memo that was declassified in 2000 and released by The National Security Archive at George Washington University on Thursday outlines 18 activities by the CIA that "presented legal questions" and were discussed with President Ford in 1975.

Among them:

  • The "two-year physical confinement" in the mid-1960s of a Soviet defector.
  • Assassination plots of foreign leaders, including Fidel Castro.
  • CIA wiretapping in 1963 of two columnists, Robert Allen and Paul Scott, following a newspaper column in which national security information was disclosed. The wiretapping revealed calls from 12 senators and six representatives but did not indicate the source of the leak.
  • The "personal surveillances" in 1972 of muckraking columnist Jack Anderson and staff members, including Les Whitten and Brit Hume. The surveillance involved watching the targets but no wiretapping. The memo said it followed a series of "tilt toward Pakistan" stories by Anderson.
  • The personal surveillance of Washington Post reporter Mike Getler over three months beginning in late 1971. No specific stories are mentioned in the memo.
  • CIA screening programs, beginning in the early 1950s and lasting until 1973, in which mail coming into the United States was reviewed and "in some cases opened" from the Soviet Union and China.
  • いわゆる「FREEDOM OF INFORMATION ACT (FOIA)」(情報公開法)に基づいて今回公開された資料のパッケージには二種類ある。

    CIA Releases Two Collections of Historical Documents (CIA.GOV)

    Two significant collections of previously classified historical documents are now available in the CIA's FOIA Electronic Reading Room

    The first collection, widely known as the "Family Jewels," consists of almost 700 pages of responses from CIA employees to a 1973 directive from Director of Central Intelligence James Schlesinger asking them to report activities they thought might be inconsistent with the Agency's charter.

    The second collection, the CAESAR-POLO-ESAU papers, consists of 147 documents and 11,000 pages of in-depth analysis and research from 1953 to 1973. The CAESAR and POLO papers studied Soviet and Chinese leadership hierarchies, respectively, and the ESAU papers were developed by analysts to inform CIA assessments on Sino-Soviet relations.

    カストロの暗殺計画や、ジャーナリストなど個人に対する違法な盗聴活動、令状の無い捜査、etc.・・・・。

    まるで映画のプロットそのもののような記録の数々。CIAにとっては”恥ずべき過去”だろうし、出来れば隠しておきたかっただろうと思うけれど、あくまで「過去の歴史の一部」という位置づけで情報公開に踏み切ったという。

    ただし、内容はいずれも既に「公知の事実」と成っているトピックスばかりで、研究家にとっては驚くに値しないものばかりかも知れない。

    がしかし、まさに「噂の真相」じゃないけど、多くの人が今までCIAに対して抱いてきた印象や懸念を裏付けるものと成っている。

    果たしてこれは過去のCIAへの決別宣言なのか?

    それは分からないけど、批判を受けることを承知で情報公開に踏み切ったCIAの真の目的はどこにあるのだろうか?

    June 26, 2007 in Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Tuesday, June 12, 2007

    【Goodwill 折口会長のコムスンに対する思い入れとは?】

    ■折口会長の介護事業に対する思い入れとは・・・

    ここ数日間、Goodwillの折口会長の釈明会見やTV出演などを観ていて、なんとなく古い記憶がムズムズしてきた。

    僕は一度だけ折口氏に会ったことがある。

    あれは確か、Goodwillがコムスンを買収して、全国紙に一面広告を打った直後だっただろうか。まだGoodwillの本社が六本木の交差点近くのオフィス・ビルの中に在った頃のことだ。

    僕はたまたま知り合いのベンチャー企業の関係者と、出資の打診で折口氏へのプレゼンに同行していた。

    当時から折口氏は多忙を極めていて、面談の開始時間は21時。場所はGoodwill本社の会長室。

    会議用の大型テーブルの上には、発行されたばかりの全国紙の一面広告が広げられていて、そこには「コムスン」という文字が大きく踊っていた。

    折口氏は打ち合わせの冒頭から約一時間に渡って、彼の経歴にはじまり、Goodwillを立ち上げた経緯の説明から、ベンチャー起業家としての心構え。そして、Goodwillの成功の方程式など、彼独自の起業論のレクチャーがあって面食らったのを覚えている。

    その中で非常に記憶に残っているコメントがあった。

    「皆さんは僕が何故今回、介護事業に進出したか分かりますか。」

    「私はかつてドア・トゥ・ドアの飛び込み営業までやった経験があるけれど、一度ドアを開けさせて家の中に入ったら、あとは絶対に契約を取る自信があった。」

    「訪問介護というのは、家族ですら嫌がるオムツの取替えなんかを代行してあげて、家族には感謝され、おまけにお金をもらえる仕事なんだけれど、当然介護を受ける側とは非常に強い信頼関係が生まれる。」

    「一旦家に入り込んでしまえば、家族構成はもちろん、年に何回旅行に行っているとか、車のメーカーは何処だとか買い替え時期はいつとか、入っている保険の種類や、家族の中で支出の決定権を持っているのは誰かとか、その世帯の大体の可処分所得だけじゃなくて、非常に細かい家庭内事情や家族関係について、とにかく通常のアンケート調査なんかでは絶対に入手不可能な、極めて詳細な個人情報が手に入る。」

    「介護を受ける本人はもちろん、家族の信頼を得てしまえば、後は介護サービスだけじゃなくて、パック旅行とか保険とか。それから紙オムツみたいな介護用の消耗財なんかも自然に売ることが出来る。」

    「介護保険制度の改正という絶好の事業環境ということもあるけれど、むしろ顧客と日常的に直接触れ合う密着型の営業が可能になるという意味で、事業価値が大きい。」

    (どうだ!こんなこと君達は到底思いつかんだろう?)とでも言わんばかりに、介護ビジネスを起点にしたマーケティング論を披露してくれたのを思い出す。

    その話を聞いて、実は僕もその時は「ふ~ん、なるほど世の中には美味いところに目を付ける人が居るもんだ!」と単純に感心したのを覚えている。

    で今回の騒動で、久々にその時の事を思い出したわけだ。

    折口氏は、「私は介護に対する特別な思い入れがある。」と明言しているけれど・・・。まぁ、本人しか分からないから、本当にそうなのかもしれない。

    一連の流れを見ながら、もしも折口氏が本気でユーザーと従業員の事を考えて事業の継続を図るというのなら、同じグループ内の会社じゃなくて、第三者に事業譲渡すれば済むじゃいないか?と単純に思っていたのだが、どうやら早速事業買収のオファーがあったそうで・・・。

    誰が買うにしても、ゼロから立ち上げるよりコストはかからないはず。

    ただしこのコムスンのニュース、あまりにもタイミングが良すぎて、もしかしたら年金問題の煙幕では?と穿った見方をしてしまうのは僕だけか・・・。

    June 12, 2007 in Business, Media, Politics | Permalink | Comments (2) | TrackBack

    Wednesday, April 25, 2007

    【音楽は一曲47秒でOK!?】

    ■昨日放送したJAM THE WORLDは、247ミュージックの丸山代表をゲストに迎えて、彼の提唱する「1曲47秒説」について伺った。

    といっても、一体何のことやら??だと思うけど、要するに現代においては、携帯をプラットフォームに流通する楽曲は、47秒というサイズがジャストじゃないかというお話。

    丸山さんによれば、「最近の楽曲は、意味もなく長い。7分ぐらいの曲が当たり前に成っている。」

    「アーティストは相変わらず細部にこだわり、ほんの少しの違いを求めて、わざわざロスやニューヨークでマスタリングしたりしているけれど、リスナーはそんなこと全く気にもしていない。」

    「自分は蓄音機の時代から音楽に関わっているが、楽曲のサイズはメディアの特性に依存する部分がある。かつてラジオが音楽の主な露出媒体だった時代には、一曲2分半から3分というフォーマットが当たり前だった。」

    「時代は変わり、今やCDで音楽を良い音でじっくり鑑賞するというユーザーよりも、いつも使っている携帯でとりあえず音楽が聴けりゃ良いや~ていう人がほとんどに成った。つまり、着メロ程度のサイズでも、ユーザーにとっては十分だということになっている。」

    「一方で、楽曲を制作する側は、楽曲の長さに対する特別な制限がない状況の中で、必要以上に曲をいじって結果的に7分を超えても気にしない。かつてのヒット曲は、ビートルズにしても、ボブ・ディランにしても、曲のエッセンスは30~40秒の中で展開されるワン・コーラスの中にすべて表現されていて、我々の記憶に残っているのは、そのワン・コーラスだけだったりする。」

    「音楽の消費形態が変わった以上、供給側も発想を変えて、着メロに最適な長さの楽曲ということで、最初から47秒という制約の中で音楽を表現する、という形があるのではないか、という発想。」だという。

    ふ~む・・・。未だに音楽を聴くときは部屋の灯りを落として、スピーカーのセンターに陣取り、好きな酒でも飲みながら、全身全霊をもって音楽に没入するのが当たり前の、ようするに今やオールドスクールなリスナーの僕としては、この発想は理解は出来たとしても、なんとも違和感のある話だ。 

    確かに、全身全霊を籠めて鑑賞することが相応しい音楽が少なくなったのは残念ながら事実だし、昔に比べると、やることが沢山あり過ぎて、一日の中で音楽と真剣に向き合う時間も随分少なくなったのもまた事実。

    これは多分僕だけじゃなくて多くの人が共通に抱える問題で、携帯やPCの普及で生活全般が便利に成った分、外部とのコミュニケーションに費やす時間が増えた結果、音楽を聴くという目的の為だけに時間を割けなくなった、つまり可処分時間の問題だと思うけど。

    だからといって、「音楽は一曲47秒もあれば十分」なんて云われると、思わず反発したくなる。

    音楽はそもそも音そのものがコモディティであるとすると、それを伝えるための“乗り物”としてのメディアが、アナログからCDへ、そしてネットを経由したダウンロードへと変遷してきたことは、技術革新はもちろんだけど、むしろユーザーのライフスタイルの変化に沿ったものだから、この流れ自体は今更逆行することはないだろう。

    ただし、蓄音機~モノラル・オーディオ~ステレオという再生機器の変化。そして、アナログ・レコード~CDという流れは、音楽の再生能力の向上という、純粋に音楽の体験をより深める方向への変化だったのに対して、パッケージからダウンロードへの移行は、音楽の再現性云々ではなく、単にユーザーの利便性を向上させる方向への流通形態の変化だという部分で意味が大きく異なる。

    その点についていうと、1996年に当時リットーミュージックの佐々木会長と共に、ミュージック・シーオー・ジェイピー(現MUSIC.JP)という、世界でも初めてに近い音楽ダウンロード専門のベンチャー企業の立ち上げに関わった者としては、当時はビジネス・モデル自体が早すぎて「ドンキホーテ」呼ばわりされたりしたけれど、やがて今のような時代が来ることは確信していたわけだから、結果的にPCではなく携帯がメインのマーケットに成ったという部分で若干の違いがあるにせよ、音楽をダウンロードして購入するということが普通のことに成ったこと自体は、喜ばしいとは思う。

    しかし妙なもんで、いざダウンロード全盛に成ってみると、自分自身はむしろそうした流れとは逆行して、相変わらずCDを店で購入して聴いている。

    僕自身は、今も昔も、音楽の入れ物としてのパッケージにも異様なほどのこだわりを持っているし、その姿かたちに執着している。

    何故なら、僕はパッケージを含めた全てにアーティストの個としての表現を見るのであって、音のみでの体験にはどこか物足りなさを感じてしまうからなんだけど。

    単なるモノ・フェチというか、物理的な所有欲に過ぎないといわれれば、そのとおりかもしれない。

    しかし、形のないエーテルのような音楽は、その入れ物との組み合わせによって現実界に固定されやすくなり、我々の記憶に留まり続けるものと成るのではないか。

    音楽とは音という質量に対して、時間というツールを使って三次元空間を刻む、時空的な彫刻のようなものだから、ある楽曲が聴くものに対して情動的な印象を与えるためには、それなりの時間と空間、そしてある程度の音量がどうしても必要だと思うのだ。

    47秒という時間と、ヘッドフォンという閉ざされた空間で再生される音楽からは、それ相応の時空間的質量しか得られないだろうし、それが本当の意味で音楽的な体験といえるほどのものかどうか甚だ疑問に思う。

    一方で、音楽が我々を取り巻く多様なエンターテインメントの中の、単なる選択肢の一つとして流通し、消費されている以上、その流通形態に合わせた音楽のあり方というものが出てきても不思議ではない。

    丸山さんはそれが47秒というサイズだと提案しているわけだ。

    丸山さん自身は、かつてエピックソニーの代表として、まさに日本の洋楽文化の本流を切り開いてきた人物。本当のところは、より良質な音楽をより良いパッケージで世の中に送り出して行きたいというのが本音だとおっしゃっていたが、その丸山さんが、長年売り手側から音楽業界に関わってきた結果たどり着いたのが、この47秒フォーマットだというのは、どこまで本気なのかも含めて、個人的には興味深い。

    「一曲47秒でOK!」なんて云うのは、ある種丸山さんならではのアイロニー的な表明なんじゃないか。決して額面通りに受け止めるべきではない、という気がする。

    April 25, 2007 in Art, Business, Media, Music, Web/Tech | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Friday, April 06, 2007

    【ブログの数は日本語が一番多いそうだ】

    結構意外な感じがするな、このリポート。

    日本語がブログ全体に占めるシェアは何と37%で、前日半期の33%から拡大して、39%から36%に下落した英語ブログを追い抜いて世界一に躍り出たというわけだ。

    僕は知り合いの伊藤嬢一氏がSixApart社の事業開発を手伝っているいるという話を聞いて興味を持ったのがきっかけで、2003年の秋頃からこのブログを書き始めたり、J-WAVEの番組で伊藤嬢一氏をゲストに迎えてブログの機能やその影響などについて紹介したりしたんだけど、その頃の日本ではまだ一般的にほとんど存在すら知られていなかった。

    知らない内にこんなに増えていたとは・・・。ちょっとビックリ。

    世界で最も多いのは日本語ブログ――Technorati調査(ITmedia News) 

     世界で最もブログを書いているのは日本人のようだ――米ブログ検索サービスTechnoratiが、ブログに関する最新四半期リポートを発表した。

     同社が現在追跡しているブログの数は7000万以上、全世界で1日当たり12万(1秒当たり1.4)の新しいブログが作成されているという。1日に投稿されるブログエントリ数は約150万件に上る。

     ただしブログ数の増加ペースは鈍化してきており、3500万から7000万に増えるまでに320日かかった。500万から1000万に増えるのにかかった日数は180日だった。

     言語別で見ると、第4四半期に最も多かったのは日本語のブログだった。日本語ブログがブログ全体に占める割合は37%で、前四半期の33%から拡大。シェアを39%から36%に落とした英語ブログを追い抜いた。またトップ10に新たにペルシャ語がランクインした。

    ■ITmedia Newsの関連記事

    ■関連リンク

    April 6, 2007 in Media, Web Culture, Weblogs | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Tuesday, April 03, 2007

    【Google テレビの広告代理店業務に進出】

    グーグル、テレビ広告ビジネスに参入--EchoStar Satelliteと提携(CNET Japan)

    またまたGoogleのニュースなんだけど、これは本当の話。

    今度はGoogleの得意とする「AdWords」のモデルをテレビ広告に適用してみようというビジネスだから、結構Philosophicalに面白い。

    広告的に有用と思われるWordを競争入札で落札したものに提供するという彼らのビジネス・モデルは今や、106億ドルもの利益を上げている。

    1社で1兆円以上だよ広告収入が!驚いちゃうよ、全く。

    オンライン広告では独走状態のGoogleが、彼らがNetで培ったユーザーのプロファイル・データに基づいたターゲット広告を提供するOne to One的な手法を、衛星やケーブルのSTBと連動することで、Netを超えてより大きなマーケット(6兆3000億円)であるTV媒体で展開しようとう訳だから、これは成功しようがしまいが、結構各方面から注目されることは間違いない。

    [2007年4月3日 17:40更新] Googleがテレビ広告ビジネスに参入した。Googleがテレビ広告に参入するとの噂は何カ月か前から流れていた。

     Googleは米国時間4月2日、EchoStar Satelliteと提携して、DISH Networkが米国で展開する125の衛星放送ネットワーク用に広告を販売すると発表した。これにより、Googleが、年間売上106億ドルを稼ぎ出すオンライン広告ビジネスを擁して、いかにテレビ広告ビジネスを征服しようとしているのかの一端が示されたことになる。

    中でも興味深いのは、テレビ広告にターゲティングの要素を付け加えることだろう。

    広告主はGoogleが提供するオークション形式のAdWordsシステムを利用して、広告スポットに入札する。広告主はテレビコマーシャルをアップロードし、希望の時間帯とチャネルのほか、放送地域を限定するか、全米で放送するかを指定する。このほかに、18~34歳の男性というように、視聴者の属性を指定することも可能だ。

    それから、意外と効果測定が難しいといわれるテレビ広告に対して、オンライン広告と同じような効果測定機能を提供するというから、やっぱり既存の広告代理店や視聴率調査会社からみて、かなり脅威に成るんじゃないかという気がする。

    DISH Networkにとって、テレビ広告の購入、販売、配信、効果測定を自動化するシステムの利用はGoogle TV Adsが初めて。EchoStarの広告担当バイスプレジデントMichael Kelly氏によると、NielsenがDISH Networkと契約する1310万世帯を対象に視聴状況を調査するのに対し、Googleのシステムはすべての契約世帯を対象にするという。

    April 3, 2007 in Economy, Media, Web Culture | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Wednesday, March 28, 2007

    【Yahoo! BlogをBlock】

    サーチ・エンジンを使って探し物をしている時に、検索結果に夥しい数のブログや掲示板が検索されて閉口することがあるでしょう?

    もちろん場合によってはその中からメジャーなニュース・サイトよりはるかに有益な情報が見つかったりする事もあるし、またそれがブログの面白いところでもあるんだけど、そうはいっても、いちいち全部チェックするわけにはいかないから、結局検索結果のURLを見て自分の勘でフィルターかけて絞り込むことになるんだよね。

    この記事を読んで、同じように感じている人が結構居るんだと改めて思った。

    自分もブログやっているから、そういう意味ではちょっと複雑な感じはするけれど、このフィルター機能、多分僕も使うことになるかもしれない。もっとも、最近はほとんどGoogleしか使わないんだけど・・・。

    ■ヤフー、検索結果からブログを省く「ブログフィルタ」機能追加(CNET Japan

    ヤフーは3月27日、Yahoo!検索のウェブ検索結果からブログ記事を省く「ブログフィルタ」機能を追加した。検索結果にブログが一定以上含まれている場合に、ユーザーはブログの表示・非表示を選択することができる。

     ブログフィルタは検索結果ページの下部に表示される「ブログを含めずに再検索」のリンクをクリックすることで有効となるほか、検索オプションの設定や、検索コマンド(例「filter:blog 花見」)でも利用することができる。

     ブログが広く普及するにつれ、ウェブ検索結果の上位をブログが占めることも多くなったが、ユーザーは必ずしもそのような検索結果に満足していないようだ。ヤフーが2006年に実施したユーザーアンケートでは、検索していてがっかりした経験として、「個人のホームページやブログや掲示板の会話などが検索結果に出た」が2割程度挙げられたという。

    ただし、ニュース系のサイトの記事、特に日本の大手新聞社のニュース記事は気がつくと削除されていたり、過去のアーカイブの閲覧は有料になっていたりすることが多くて、昔の自分で書いたエントリーのリンク先に行ったらもう記事そのものが無くなっているなんていうことが多いんだけど、ブログや掲示板にその記事がまるごと転載されていて助かった経験もあるんだよね。

    一方で海外のニュース・サイトの記事は結構ちゃんとアーカイブされていることが多い。これはニュース系のサイトの情報配信に対するポリシーの違いなんだろうと思うけど、で日本のニュース・サイトの記事をリファレンスする時は、結局ほとんどの場合、自分のブログに出来る限り記事の抜粋を残しておくことになるんだよね。

    March 28, 2007 in Media, Web Culture, Weblogs | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Saturday, March 24, 2007

    【祝!フランス国立宇宙研究センターがUFO情報を公開】

    ■France opens secret UFO files covering 50 years(YAHOO NEWS

    ついにというか、やっというか・・・。

    フランスの国立宇宙研究センター(CNES=アメリカのNASAと同じような組織)が公的な機関としては世界で初めてとなるUFO情報のアーカイブを公開した。

    しかも内容は、過去50年以上に渡ってフランス全土で収集された1600件以上のUFO情報の記録と調査・分析結果が一挙にオープンに成っている、らしい。

    というのは残念ながら、このサイトは今のところフランス語ONLYなので、フランス語が不自由な僕は内容を確認したくても出来ないからなんだけど・・・(涙)。早速CNESに、「とりあえず英語版を作って下さい!」ってリクエストのメールを送ってしまった。

    ■世界初、UFO情報をネット公開=過去50年余の報告例―仏(livedoor NEWS

    【パリ22日】フランス国立宇宙研究センター(CNES)は22日、過去50年余りにわたって得られた1600件以上の未確認飛行物体(UFO)に関する情報をウェブサイト上で公表した。科学者やUFOファンが情報を手に入れやすくするのが目的で、関係者によれば、こうした情報を公にした国は世界で初めて。≪上の写真は米空軍が明らかにした1972年にニューメキシコ州でテスト飛行した宇宙船≫

     公表したのは1954年以降のもので、未確認空中現象に関する研究団体のジャック・パトネ氏によると、中には調査に値しないものもあるが、仏全土で何千人もが目撃したケースや、着陸跡とみられる焼け焦げ、物理学の法則を無視した飛行形跡のレーダー追跡記録など重要なものも多数含まれており、約25%は具体的なデータや信頼できる目撃証言があるにもかかわらず「説明不能」とされる「タイプD」に分類されるという。

    多分、今こうしている間にも世界中のUFOLOGIST達がアクセスを試みているに違いない。でも残念ながら、サイトの取り回しはお世辞にも良いとは云えない。

    ちなみにナビデート用のメニューは:

  • Accueil
  • Qu'est-ce que le GEIPAN ?
  • Documentation
  • Recherche
  • Statistiques
  • Contact
  • の6つしか用意されていないし、ほとんどの情報が収納されている「Documentation 」と「Recherche 」は調査報告書とか、目撃者による供述書のPDFが山のように収められていて、とにかくダウンロードしてみないと、どんな資料なのか分からない。サーチ機能もないしな・・・。せめて画像ファイルとか別メニューにしてもらいたかった。

    まぁ、資料を公開することに意義があるということで、その辺は今後に期待しましょう。

    と思っていたら、UFO関係でもう一つニュースがあった。こっちはアメリカの政界関係者としては初めてのケースで、アリゾナ元州知事によるUFO目撃のCOMING OUTだ。

    ■'Phoenix Lights' a UFO? (CNN.COM/VIDEO)

    A former governor now says an event in the sky may have been a UFO. CNN's Gary Tuchman reports. (March 22)

    ■FORMER ARIZONA GOVERNOR NOW ADMITS SEEING UFO (CFI:PDF)

    パパ・ブッシュが大統領をやっていた時代にアリゾナ州知事を6年間勤め、ベトナム戦争に空軍パイロットとして従軍した経験を持つFife Symington氏(共和党)が、1997年の3月13日からアリゾナの空に数夜に渡って出現し、数千人に目撃され、多くの映像が記録され、後に「PHENIX LIGHTS」と呼ばれることになったUFOを目撃したことを、公式に認めたという。

    フットボール競技場をはるかに超える大きさの巨大なV字型をしていたというこの“謎の飛行物体”を目撃したサイミントン元知事は「国防総省が何か他のものだと証明しない限り、あれは地球外からやってきたUFOだと思った。」という。

    何故当時それを認めなかったのかと尋ねられて「市民にパニックを起こさせたくなかったからだ。私のような公の立場に居る人間は発言には慎重にならないと、間違いなく人々に大変な影響を与えることに成るだろうと思ったからね。」と答えている。

    その為、事件の後に行われた記者会見で彼は、わざわざキグルミのエイリアンを登場させてジョークとして笑い飛ばしてみせた。ようするに誤魔化したわけだけど、当時真相解明を求めるアリゾナ市民からは相当非難されたらしい。

    しかしそれから10年、公式には自身のUFO目撃を否定していたサイミントン氏は、その後政界から引退して現在は事業家に転進しているが、ついにその沈黙を破って「その光は非常に明るく輝いていて、素晴らしいものだった。それにあまりにも巨大で、とにかくとてもこの世のものとは思えなかった。」とCNNのインタビューで語っている。

    サイミントン氏は最新のUFO記録映画「OUT OF THE BLUE」(GOOGLE VIDEO)の中でもこの話をしているらしいし、またUFOの情報公開を求める市民グループ「COALITION FOR THE FREEDOM OF INFORMATION」にも協力しているという 。

    Google Videoで観る事が出来る「OUT OF THE BLUE」は、元々SciFiチャンネルで放送されたもののようだけど、UFOを扱ったビデオ資料としては、証言者として登場する人々の顔ぶれと経歴もアメリカ、ロシア、フランスの政府高官、軍人、科学者、宇宙飛行士、etc.、いずれも驚くばかりの面々で、4月にリリースされるというアップデート版のパッケージが非常に期待される。

    そしてその中で、1999年にリリースされ、この10年間で最も重要なUFO調査報告書として紹介されているのが、フランスの軍、科学アカデミーの最高レベルの人々が中心に成って作成し、フランスのシラク大統領とジャスパン総理大臣に提出されたという「COMETA REPORT」だ。

    In 1999 an important document was published in France entitled, UFOs and Defense: What must we be prepared for? ("Les Ovni Et La Defense: A quoi doit-on se préparer?"). This ninety-page report is the result of an in-depth study of UFOs, covering many aspects of the subject, especially questions of national defense.

    The study was carried out over several years by an independent group of former "auditors" at the Institute of Advanced Studies for National Defense, or IHEDN, and by qualified experts from various fields.

    Before its public release, it has been sent to French President Jacques Chirac and to Prime Minister Lionel Jospin.

    The report is prefaced by General Bernard Norlain of the Air Force, former Director of IHEDN, and it begins with a preamble by André Lebeau, former President of the National Center for Space Studies (Centre National D’études Spatiales), or CNES, the French equivalent of NASA.

    The group itself, collective author of the report, is an association of experts, many of whom are or have been auditors of IHEDN, and it is presided over by General Denis Letty of the Air Force, former auditor (FA) of IHEDN.

    フランス空軍のNorlain将軍による序文に始まるこのレポートは、「UFOと防衛:我々は何に備えなければならないのか?」というシリアスなタイトルが付けられていて、92ページに渡り、世界各国の政府や軍、そして民間の機関が収集した500件以上のUFO事例を基に、フランスのトップ・レベルの科学者や軍関係者によって構成されたチームが詳細に分析して評価したものだ。

    このレポートの結論は、「UFOや地球外生命体の存在は現実のものであり、また彼らの持つ技術は我々の知識や理解を遥かに超えるものである。この事実は、フランスはもちろん、地球全体の安全保障を考える上で、無視することが出来ない極めて重大な懸念をもたらすものである。」と成っている。

    残念ながらこのレポートは、フランス以外の国では出版すらされていないが、(ちなみにフランスでは、アメリカのTIME LIFEにあたるVSD社から出版された。)英語版のPDFは、ここでダウンロードできる。

    映像で見ると、オリジナルのレポートには膨大な量の写真資料も含まれているみたいだけど、残念ながらPDF版では割愛されている。

    ところで、このレポートの前文を書いているのが、今回ニュースと成った世界初の大規模なUFO情報公開を実現したフランス国立宇宙研究センターのLebeu前代表。

    ということはつまり、今回の情報公開はこの「COMETA REPORT」が基に成っていると考えてほぼ間違いないだろう。実際に、CNES du GEIPANサイトのDocumentationのトップにオリジナルのPDFが収められている。

    それにしても同時にアメリカとフランスで政府関係の組織や人物がUFO情報を公表するニュースが重なるなんて・・・。一体何が起きているというのだろうか?

    もしかしたら、いよいよ“その日”が近づいているのかもしれない。もちろん“その日”の解釈は人それぞれだけどね。

    ■参考リンク:

    【今夜のJAM THE WORLDは、フランスUFO情報公開特集】

    【マスメディアに黙殺されたアメリカのUFO/ET情報公開】

    【メキシコ空軍がUFOを撮影】

    March 24, 2007 in Current Affairs, Media, Politics, Science, Ufology | Permalink | Comments (2) | TrackBack

    Tuesday, March 20, 2007

    【僕がSecond Lifeにハマレナイ理由】

    ちょうど一ヶ月ぐらい前のJAM THE WORLDのゲストに、デジタルハリウッド大学・大学院の杉山知之学長をゲストにお迎えして、巷で俄かに脚光を浴びているという「Second Life」についてお話を伺った。

    実は僕、RPGとかネットワーク・ゲームとかにはどうしても興味が持てなくて、この「セカンドライフ」の事も全く知らなかったんだけど、知り合いの伊藤譲一もやっているっていうし、杉山先生の話を聞いているうちに興味が沸いてきて、放送終了後に帰宅早々、実際にアプリをダウンロードして体験してみたんだ。

    まあ初めてという事もあり、専用アプリをダウンロードしてから、立ち上げて操作方法を色々と勉強してあちこちウロついているうちに、アッという間に小一時間が過ぎてしまい、慌てて現実に戻ってきたんだけど・・・。

    で、それ以来一度も思い出すこともなければ、アプリを立ち上げようという気も起きず、結局そのままに成っていたんだけど、そこで目に付いたのが先々週3月7日にリリースされたITmedia Newsの「Second Life“不”人気、7つの理由」という記事

    僕がなんとなく感じていたことを、実に上手くまとめてくれていて、まさに“我が意を得たり!”という感じで読ませてもらった。

    まあ、僕の場合は単にSecond LifeのGUIが生理的に受け付けないという理由が一番大きいんだけど、この記事で上げられている7つのポイントは、どれも非常に共感&納得できるものだ。

    「自分の番組で紹介しておきながら何だッ!」と云われても仕方がないけれど、僕はReal Lifeで充分。わざわざSecond Lifeで時間を浪費する気には成れないというのが、正直な感想かな・・・。

    March 20, 2007 in Media, Web Culture, Web/Tech | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Thursday, March 08, 2007

    【ロシアのジャーナリスト 謎の死】

    ■'Russian arms' journalist buried (BBC NEWS)

    ロシアによるシリアとイランに対する武器輸出計画を調査していたジャーナリスト、イアン・サフロノフ氏(51)の自殺が、そのタイミングと状況からみて暗殺ではないかとの憶測を呼んでいる。

    そのロシアでは、1996年以降、実に88人ものジャーナリストがプロの殺し屋に殺害されていて、今回の自殺も、謀殺の可能性が高い。

    Safronov, a military affairs writer, fell from a fifth-floor window on Friday at the Moscow apartment block where he lived.

    His newspaper said at the time of his death he was investigating reports of alleged Russian plans to sell sophisticated missiles to Iran and fighter jets to Syria, via Belarus.

    Prosecutors quoted by Russian media say they are investigating the possibility that he was "driven to suicide".

    報道の安全性を調査している国際機関は、「ロシアは報道に関わる者にとって、イラクに次いで危険な場所に成っている。」と断定している。

    ロシア政府当局にとって不都合な報道を行うことは、まさに命懸けの仕事だというこの状況は、「戦争と同じぐらい危険」だという。

    In a separate report, the International News Safety Institute (INSI) concluded that Russia is the second most deadliest place for journalists, after Iraq.

    According to INSI, in the last 10 years, 88 journalists were killed in Russia, the most common cause of these deaths being contract murders.

    また、The International Federation of Journalist (IFJ)によると、1993年以降、ロシアで殺されたジャーナリストやメディアに関わるスタッフの人数は少なくとも255人にも上り、その内、プーチン大統領が政権に就いてから発生した約40件の殺人については、未だにその実態が解明されていない。(IFJ)

    The international spotlight has focused on the dangers that Russian journalists face after the assassination of investigative journalist Anna Politkovskaya in Moscow on October 7. Her death was one of four killings of media workers in Russia in 2006 that added to at least another 255 killings of journalists and media staff in Russia since 1993. Many of these have been explained, but since President Vladimir Putin came to power around 40 killings of journalists have taken place and none of them have been satisfactorily resolved.

    【ロシアより愛を籠めて:プーチンのラブレターは放射性物質】

    March 8, 2007 in Current Affairs, Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Wednesday, November 22, 2006

    【キッシンジャー「イラクでの勝利はもはや不可能」だって】

    ■「イラクでの勝利はもはや不可能」と キッシンジャー氏(CNN.CO.JP)

    そんなこと今さら言われてもねぇ的な感じのキッシンジャー発言。まぁ実に正直な意見ではあります。

    共和党が11月7日の中間選挙で大敗したことで、こうした大物までもがブッシュ政権の対イラク政策を大っぴらに否定するように成ったのかもしれないけれど、気に成るのは「今急いでイラクから撤退すれば、劇的崩壊をもたらす。」とイラク早期撤退論をけん制していることだ。

    ワシントン(CNN) 米中間選挙の結果を受け、ブッシュ政権にイラク戦略の見直しを迫る声が高まるなか、キッシンジャー元国務長官が19日、英BBCテレビとのインタビューで、「イラクでの勝利はもはや不可能」との見方を示した。キッシンジャー氏は一方で、駐留米軍の即時撤退はイラクの「劇的崩壊」をもたらすとも警告した。

    キッシンジャー氏はニクソン、フォード両政権下で大統領補佐官や国務長官を務めた人物。泥沼化したベトナム戦争を終結へ導いたとして、73年にノーベル平和賞を受賞した。最近はイラク政策をめぐってブッシュ政権からも助言を求められ、昨年8月には米紙上に「武装勢力に勝利することが、唯一の意味ある出口戦略だ」との論説を発表していた。

    しかし同氏はBBCの番組で、「イラク政府が全土を掌握し、内戦や宗派間対立を制圧できる状態になることを軍事的勝利と呼ぶならば、勝利が可能とは思えない」と言明。これに代わる「望ましい結果」を、イラクの周辺国や国連常任理事国などによる国際的な枠組みの下で定義し直すべきだと主張した。さらに、「イラクが民族ごとに分かれる結果となる可能性」にも言及する一方、「分裂を正式に組織化しない方がいいかもしれない」とも述べた。

    ■Kissinger: Victory in Iraq no longer possible (CNN.COM)

    イラクが実質的に内戦状態に陥り、コントロール不能に成っている状況は、アメリカ人にとってはまさに悪夢に終わったベトナム戦争を思い起こさせる。

    イラク開戦前からこの事態を予想していた人も少なくないが、それが現実のものと成った今、14万人のアメリカ兵を出来るだけ早く撤退させろという意見は、中間選挙前からかなり高まっていた。

    イラクの平和はイラク人の責任でやらせろ、ということだ。

    しかし、共和党の次期大統領候補に名乗り出ているジョン・マケインのように、「撤退ではなく、兵力を増強するべきだ。」という意見もある。

    Sen. John McCain, R-Arizona, repeated his argument Sunday that more U.S. troops, not fewer, are needed in Iraq. He told ABC's "This Week" that such an increase would put "a terrible strain" on the Army and Marines. "But there's only one thing worse, and that is defeat," he said.

    McCain is expected to be the ranking Republican on Levin's committee in the new Congress and took the first step toward a possible presidential bid in 2008 last week. He said the United States has been losing the war in Iraq and that American troops have been "fighting and dying for a failed policy."

    中間選挙の開票翌日に更迭されたラムズフェルドは、アメリカ軍のハイテク化を推進し、「少ない兵力で効率的に短期間で勝利する。」ことを目指し、その持論を証明するために、軍トップの「投入する兵力が少なすぎる。」という反対意見を押し切って、現在の14万人程度の派兵にこだわってきた。

    このスキームが完全に崩壊した責任をとってラムズフェルド辞任になったわけだけど、アメリカ国内で撤退論と増派論、いずれが優勢になったとしても、イラク情勢が劇的に好転することは望めそうもない。

    November 22, 2006 in IRAQ, Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Tuesday, November 07, 2006

    【軍関係のメディアがラムズフェルドの辞任を要求】

    4つのアメリカ軍関係のメディアが中間選挙直前になって、一斉にラムズフェルド国防大臣の辞任を求めるコラムを掲載したことが大きな話題に成っている。

    ラムズフェルドに対する辞任要求自体はもうずいぶん前から、民主党だけでなく、与党共和党の中からも上がっていたから別に珍しくは無い。しかし、これは正にラムズフェルドのお膝元である軍から、ラムズフェルドが主導し実施した軍の近代化と、一連のテロとの戦争の結果に対する責任を追及する声が上がったわけで、ラムズフェルドをずっと擁護してきたブッシュ大統領にとっては大ショックだろう。

    上官の命令は絶対的なものである軍の内部から、一斉に高まったブーイング。こんなことはアメリカの歴史上始まって以来の事だというから、軍関係者のラムズフェルドに対する怒りは相当なものなんだろう。

    軍の指導部からも見放され、ましては現場で戦っている兵士達からもレスペクトされないリーダーが、果たして今後まともな指揮が出来るのだろうか?

    今夜の中間選挙の結果次第では、辞任も免れないのではないかという気がする。

    Editorial opens fire on Rumsfeld (BBC NEWS)

    Four US military journals have called for Defence Secretary Donald Rumsfeld to quit, accusing him of losing control of the situation in Iraq.

    An editorial published on Monday said Mr Rumsfeld has lost the respect of senior officers and ordinary troops.

    The editorial said that the call for Mr Rumsfeld to quit was not timed to coincide with US mid-term elections.

    ちなみに最初に口火を切ったのは下記の「ARMY TIMES」だった。

    Time for Rumsfeld to go (ARMY TIMES)

    One rosy reassurance after another has been handed down by President Bush, Vice President Cheney and Defense Secretary Donald Rumsfeld: “mission accomplished,” the insurgency is “in its last throes,” and “back off,” we know what we’re doing, are a few choice examples.

    Military leaders generally toed the line, although a few retired generals eventually spoke out from the safety of the sidelines, inciting criticism equally from anti-war types, who thought they should have spoken out while still in uniform, and pro-war foes, who thought the generals should have kept their critiques behind closed doors.

    Now, however, a new chorus of criticism is beginning to resonate. Active-duty military leaders are starting to voice misgivings about the war’s planning, execution and dimming prospects for success.

    Rumsfeld has lost credibility with the uniformed leadership, with the troops, with Congress and with the public at large. His strategy has failed, and his ability to lead is compromised. And although the blame for our failures in Iraq rests with the secretary, it will be the troops who bear its brunt.

    しかもブッシュ政権に対するブーイングは軍関係だけではなく、なんと“テロとの戦争=中東の民主化”の仕掛け人でもあるはずのネオコン内部からも上がっている。最も声高にブッシュを批判しているのは、2004年まで国防総省で戦略の策定を担当し、“暗黒のプリンス”のあだ名で知られる、あのリチャード・パールだ。

    Neo-Cons Fire Away at Bush Policies on Iraq (NPR)

    Neo Culpa (VANITYFAIR)

    As Iraq slips further into chaos, the war's neoconservative boosters have turned sharply on the Bush administration, charging that their grand designs have been undermined by White House incompetence. In a series of exclusive interviews, Richard Perle, Kenneth Adelman, David Frum, and others play the blame game with shocking frankness. Target No. 1: the president himself.

    According to Perle, who left the Defense Policy Board in 2004, this unfolding catastrophe has a central cause: devastating dysfunction within the administration of President George W. Bush. Perle says, "The decisions did not get made that should have been. They didn't get made in a timely fashion, and the differences were argued out endlessly.… At the end of the day, you have to hold the president responsible.… I don't think he realized the extent of the opposition within his own administration, and the disloyalty."

    To David Frum, the former White House speechwriter who co-wrote Bush's 2002 State of the Union address that accused Iraq of being part of an "axis of evil," it now looks as if defeat may be inescapable, because "the insurgency has proven it can kill anyone who cooperates, and the United States and its friends have failed to prove that it can protect them." This situation, he says, must ultimately be blamed on "failure at the center"—starting with President Bush.

    どうやらブッシュ政権は既にかなり前からある種の内部崩壊状態にあるようだ。

    2度の大統領選挙における強固な支持基盤であったキリスト教福音派からも、政策を支えていたネオコンの中心メンバーからも「無能の人」と見切られてしまったブッシュ大統領。中間選挙の結果を見るまでもなく、彼の時代は着実に過去のものに成りつつある。

    だから「そもそも彼を再選させたのが悪いんだって!」、ほんと今更ながら思うけれど、時既に遅し。願わくば、今日の中間選挙でアメリカ人の良識(=正気)が示されることを心から祈る。

    November 7, 2006 in IRAQ, Media, Politics, Television | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Monday, November 06, 2006

    【安倍総理 CNNの"TALK ASIA"に出演】

    ■安倍総理、初の海外メディア・インタビューに応えるTALK ASIA (CNN.COM)

    さっきCNNを観ていたら今週の「TALK ASIA」の番宣スポットに安倍総理が出ていた。

    その中で、「日本は世界唯一の被爆国として、この地球上から核兵器を廃絶することを目指している。」と語る安倍総理のクローズアップを背景に、広島・長崎の原子爆弾投下のシーンのコラージュが流れた。

    おりしも北朝鮮やイランの核開発問題が緊迫する状況の下、真顔でこれを言える国は、実は日本だけかもしれない。だからこそ、CNNは番宣でこの「核廃絶発言」をフィーチャーしているのだろう。

    ブッシュ政権のこれまでの成績表と成る中間選挙を明日に控えて、このCNNでの安倍総理の発言は、金将軍やアフマディネジャド大統領、そしてもちろんブッシュ大統領の好戦的なイメージとは好対照で、案外好印象だった。

    世の中は未だに冷戦構造時代の後遺症を抱えていて、相変わらず核抑止力というJOKERを切り札にした外交が繰り広げられている中で、これは全く異なるパラダイムのステートメントだ。

    「核武装」そのものではなく、その議論を行うこと自体の是非が問題に成る国の代表として、核開発の能力は十二分に持っているけれども、戦後一貫して開発しないことを選択している“美しい国、日本”の外交ポリシーを表明するのに、今は良いタイミングなのかもしれない。

    前任者である小泉総理の海外メディアでの取り上げられ方が、どちらかというと揶揄や嘲笑の対象になるほど滑稽だったのに比べると、これは少なくともマトモに見える。

    他にどんなことを語っているのかも気に成るけれど、上手くいけば安倍総理、グローバル・メディアのデビューとしてはかなりのクリーンヒットに成るかもしれない。今週末の放送が今から楽しみだ。

    ■ちなみにCNNJの放送時間は以下の通り:
      Saturday: 2300
      Sunday: 0630, 2200
      Monday: 0630

    Shinzo Abe is one of Japan's youngest Prime Ministers and the first to be born after World War II. He is the son of a former party secretary general and the grandson of a former Prime Minister. Outspoken on issues such as nuclear disarmament and regional security, the Prime Minister chose China and South Korea for his official visit since taking office in September. In his interview with CNN's Talk Asia -- his first to foreign media -- Shinzo Abe discusses the importance of US-Japanese ties, his vision for Japan and the region...and reveals the important role his wife has played in his career.

    November 6, 2006 in Media, Politics, Television | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    【アメリカ中間選挙の鍵を握る電子投票システム】

    ■不正が予測される米中間選挙(TANAKA NEWS

    ちょうど先週のJAM THE WORLDの放送終了後にアメリカの電子投票システムの脆弱性についてスタッフと話をしたばかりだったが、タイミング良く数日前に「田中宇の国際ニュース解説」でもこのテーマを取り上げたコラムがリリースされた。非常にタイムリーかつ詳細な内容のレポートになっている。

     アメリカでは、2000年の大統領選挙で、旧式のパンチカード型の投票機械が、フロリダ州などで、判読困難な投票結果を生み出したことが一因で、開票時に大混乱が起きた。この教訓を受け、ブッシュ政権下では、投票機を新型の電子式(タッチスクリーン方式)に替える政策が、連邦予算の計上をともなって進められてきた。その結果、11月7日の中間選挙では、アメリカの有権者の8割が、電子式の投票機を使って投票を行うことになっている。

     問題は、この電子式投票機の中に、投票の集計結果を簡単に改竄して不正がやれてしまうものが多いことである。アメリカの電子式投票機の大手メーカーは3社あるが、最も台数が多いのは「ディーボルド社」の「アキュボート」(AccuVote)という製品で、全米の投票所の約4割が、この投票機を使っている。この製品名は「正確な(accurate)投票(vote)結果を出す機械」という意味でつけられたのだろう。だがこのマシンは、名前が示すものとは正反対の、不正な投票結果を出してしまうことで、アメリカの選挙専門家の間で有名になりつつある。

     たとえばニューヨークタイムスは9月24日の記事「Officials Wary of Electronic Voting Machines」で、ディーボルド投票機の不正疑惑を指摘している。知事が民主党の州では、電子式をやめて旧式に戻したりして不正対策をやっていることなどが紹介されている。(関連記事その1その2

     このほか、アメリカのABCテレビ、MSNBC、イギリスのフィナンシャルタイムス、ガーディアンなどのマスコミでも、ディーボルド投票機の不正疑惑問題が報じられた。(関連記事その1その2その3

     大手の映画専門ケーブルテレビのHBOは、ディーボルドの投票機の不正疑惑をテーマにしたドキュメンタリー映画「Hacking Democracy」を、ディーボルド社からの苦情をはねのけ、11月2日に放映した。(関連記事その1その2

     9月には、プリンストン大学の教授と学生が、ディーボルド投票機の実機を入手し、実際に不正ができるかどうかを試したところ、簡単に不正ができたことが論文として発表されている。(関連記事

    この論文によると、ディーボルドの投票機アキュボートは、OSがウインドウズCE3.0で、CPUは旧式の日本のPDAにも多く使われていた日立のSH3プロセッサ(133Mhz)、マザーボードにはPCカードがついている。投票機は、通常は内部メモリから起動するが、独自の起動プログラムを書いて fboot.nb0 という名前のファイルとしてコンパクトフラッシュなどのメモリに保存し、それをPCカードに差し込んで起動すると、通常と異なる動きをさせることができる。

     論文では、不正な独自プログラムによって、各候補者の得票率をあらかじめ設定しておくことで、本当の投票結果とは関係なく、事前に設定した投票結果を選挙後に出力できることを立証している。この投票機はセキュリティが甘いので、不正なプログラムで起動していることは、コンピューターの専門家が疑問を持って詳しく調べない限り、有権者にも投票所の選挙管理委員会にも察知できない。投票機のPCカードスロットには施錠できるふたがついているが、そのカギは一般に市販されているロッカー用のカギと同じものだった。(関連記事

    僕自身も2004年の3月に【アメリカの電子投票システムは大丈夫?】と、同じく12月にも【米大統領選挙 電子投票システムの改竄疑惑】と2回エントリーで取り上げているんだけど、この二つのエントリーの引用元に成っているHOT WIREDの記事(末尾のリストを参照のこと)を読むだけでも、充分にこの問題の根の深さが理解できるはずだ。

    当時は、ブッシュ大統領の再選が掛かった大統領選挙でこの電子投票システムが不正に利用されたのではないかということで、各方面で議論が起きていたが、日本のマスメディアはこのHOT WIREDの記事を除いて全くといって良いほど報道しなかった。

    実際に2004年11月の大統領選挙当日、CNNやMSNBCなどの選挙特番を観ていた僕は、当初ほとんどの局が出口調査の結果「多くの地域でケリー優勢」を発表していたのに、開票が始まると何故か逆にブッシュ優勢に反転し、奇妙な印象を持ったのを記憶している。

    僕が再びこの問題に注目するようになったのは、10月の中旬からCNNで何度も放送されている「BROKEN GOVERNMENT」という中間選挙に合わせたシリーズ番組を観たのがきっかけだった。

    この特番はブッシュ共和党の5年間を振り返って、「イラク戦争」、「機能しない議会」、「恐怖心を利用した政権運営」、「アブグレイブやグアンタナモで失墜したアメリカの正義」などなど、あらゆる角度からブッシュ政権を辛らつに論評する、かなり画期的な内容の番組なのだが、その中でもおそらく中間選挙そのものに最も影響を与えるだろうと思われるのが、この「電子投票システム問題」だ。(YouTube

    今回の中間選挙では何と全体の80%近い投票が電子的に行われるというから恐ろしい。このCNNの特番でアンカーを務めるJACK CAFFERTYは、「歴史上最も偉大なアメリカの民主主義が崩壊の危機に晒されている。」とまで云っている。

    これほど問題だらけだとされる電子投票システムが、各方面からの様々な指摘にも関わらず特に改善されるわけでもなく、粛々と使用される今回の中間選挙。

    事前の予測では圧倒的に民主党優勢で、上下両院の勢力図が一変し、ブッシュ政権の求心力は確実に低下するといわれているけれど、果たしてどうなることやら・・・。

    僕はこの電子投票システムがある限り、「何でもあり」ではないかと思っている。

     

    ■HotWiredに掲載された日本語版関連記事アーカイブ

    「電子投票機の集計結果を操作するコードを作成」と告発(下)
    「電子投票機の集計結果を操作するコードを作成」と告発(上)

    大統領選の電子投票結果を疑問視する声が根強い中、フロリダ州選出の共和党下院議員の依頼を受けて、電子投票機の集計結果を操作できるコードを4年前に作成した、と告発するプログラマーが登場した。秘密裏に起動されると投票機の中を検索し、目標とする候補者の得票数が不利と分かると、記録されている総票数を操作する仕組みだったという。

    フロリダ州のブッシュ票問題、さらに紛糾
    フロリダ州の電子投票機に「ブッシュ票が多すぎる」との疑惑
    米大統領選:電子投票機の取扱ミスで4500票以上が無効に
    米大統領選:電子投票機のトラブル報告、相次ぐ(上)
    米連邦地裁、フロリダ州電子投票に印刷記録の義務なしと判断
    電子投票システムの舞台裏を究明する市民団体
    米国防総省、国外在住者向け電子投票システムの導入を断念
    米政府のインターネット投票実験に「待った」
    カリフォルニアの大学生、オープンソースの電子投票システムを開発へ
    オハイオ州、セキュリティー問題で電子投票システムの導入を延期
    カリフォルニア州、電子投票装置に印刷機能を義務付けへ
    電子投票システムに新たな不備:未認証のソフトウェアを使用
    ソフトウェアだけでない、電子投票システムの問題点
    カリフォルニア州知事選、問題の指摘された電子投票システムを変更せず
    メリーランド州、電子投票システムのリスク評価報告書を公表
    選挙結果の操作も可能? 電子投票システムの危ういセキュリティー
    電子投票システムメーカーのセキュリティー管理に懸念
    投票内容を印刷して正確性を期す電子投票装置
    電子投票ソフトの欠陥めぐり、元従業員がソフト会社を提訴

    November 6, 2006 in Media, Politics, Web/Tech | Permalink | Comments (0) | TrackBack

    Thursday, November 02, 2006

    【一昨日のJAM ゲストはイーライセンスの三野明洋さん】

    一昨日放送したJAM THE WORLDのゲストに、イーライセンスの三野社長を迎えて、日本の放送業界における新しい著作権管理の仕組みについてお話を伺った。

    イーライセンスは、2001年10月に著作権管理事業法が施行されたことを受けて、民間団体としては初めて著作権管理業務をスタートした会社だ。

    著作権管理というと、戦後60年間ずっとJASRAC(日本音楽著作権管理協会)が独占的に行ってきた。これは何故かというと、少し前まで著作権管理業務とは仲介業務法に基づき文科省が管轄する認可事業であり、JASRAC以外のものは触ることすら出来ない事業領域だったのだ。

    以下はイーライセンスのHPからの引用:

     これまで日本の音楽著作権を管理する団体は、JASRAC(日本音楽著作権管理協会)しかありませんでした。しかし、2001年10月に新しい法律(著作権等管理事業法)が施行され、JASRAC以外でも著作権管理を行えるようになりました。その流れの中、民間初の著作権管理事業者として立ち上がったのが、我々e-Licenseです。

     以前は、著作権管理をJASRAC一社で行っていた為、権利者(作家・音楽出版者)は楽曲が出来上がると必然的にJASRACへ登録していましたが、これからは権利者自身が著作権管理事業者を選択することが出来るようになったのです。

    アメリカの場合は、BMIASCAPという管理団体があって、それぞれが著作権使用料の徴収分配についてサービスの優劣を競い合っている。

    たまたま僕は自分が関わっていた「INTERIORS」というバンドのレコードを、日本ではアルファ・レコードのYENレーベルからリリースし、一方で自分でディールをアレンジしてアメリカのWINDHAM HILLというレーベルからもリリースしていた関係で、当時WINDHAM HILLのディストリビューターだったBMGの推薦でALMO IRVINGという出版社を通じてBMIに楽曲の管理委託をしていた。

    JASRACに登録しながら、なおかつBMIにも管理を委託したというのは前例がないと、当時JASRACからクレームがあったのを記憶している。

    まぁそれはそれとして、当時僕が一番驚いたのは、BMIが作成したステートメントがJASRACのものとは比べ物にならないくらい詳細だったことだ。

    たとえば、アメリカのどの都市でどの曲がラジオで何回オンエアされた。一回につき使用料はいくらなので合計いくら、みたいな情報が載っていて、これを見るだけで自分の楽曲がどういう地域で人気があるのかが一目瞭然だった。

    一方でJASRACのステートメントは、ラジオ、テレビ、オルゴール(オルゴール!?)などのカテゴリーは全て一緒くたに成っているから、内訳がどうなっているのかなんて分かるわけが無い。まるでブラックボックスなのだ。

    イーライセンスはこうした日本の著作権管理業界、といってもJASRACが一社しかない時点では業界というのも変だけど、ようするに寡占状態で全く競争原理が働いていない領域に従来とは異なるビジネス・スキームを持ち込んで、戦後初めて権利者に対して選択肢を与えた、という存在だ。

    今回番組でイーライセンスを取り上げた理由は、このイーライセンスが新たに放送業界における著作権管理に乗り出したこと、そしてその管理モデルが従来のJASRACとどう違うのかを伺おうという趣旨だった。

    従来放送局はJASRACと“ブランケット方式”といわれる包括契約を交わして、年間の楽曲使用料をまとめてJASRACに払っていた。JASRACは放送局から支払われた使用料を、年間何度か行われる独自調査の結果とレコードの販売実績に基づいて権利者に分配しているが、イーライセンスが提唱しているのは、放送局がイーライセンスの楽曲を使用するごとに、一回につきいくら、という形で放送局に支払ってもらう、というものだ。

    イーライセンスの使用料規程

    実はこれ、かなり画期的なことなのだ。

    今までも放送局は番組でどの曲を使用したかについて、詳細なレポートをJASRACに提出していた。本来であればそのデータに基づいて分配金を算出してくれれば何の問題もないのだが、JASRACの場合、放送で使用されているのにも関わらず、使用料が権利者に支払われない、ということが多々あったわけだ。

    これは結局、包括契約に基づいて支払われた使用料を“独自調査”によって分配していることからおきる現象で、この独自調査の実態は基本的にブラックボックスなのだ。

    出荷枚数が明確で算定がしやすいCDやDVDに比べて、どの曲がいつ何回放送されたかという実態は、実は把握されていないのだ。

    だから権利者が「自分の曲がさんざん放送されているのに、使用料が支払われていないぞ!」とクレームすると、何故かお金が振り込まれる、なんてこともおきるわけで、だったら最初からちゃんと払えよ、と云いたくなる。

    実際にあるアーティスト(70~80年代に一世を風靡したポップ・グループ)は、自分達の曲が毎日のようにオンエアされているのに楽曲使用料が全く払われないことに腹を立て、ファンクラブを総動員して全国のラジオ放送をモニターし、アーティストのどの楽曲がどの放送局でいつ放送されたか、という情報をもってJASRACに迫り、結果的にまともな使用料を支払わせることに成功したという事例もある。

    イーライセンスは、この問題を解消するために、簡単にいうと著作権使用料の徴収~分配の仕組みを「明朗会計」にしましょう、というアピールをしているわけだ。

    これはこれで一石を投じるという意味では、大変意義深い。

    今のところ、イーライセンスが放送に関して管理委託されている楽曲はエイベックスのアーティストを中心に1万数千曲というレベルなので、カタログの数から言うと果たしてどれほどの影響があるのか未知数だけれど、対抗軸としてイーライセンスのような管理事業者がJASRACの牙城に食い込もうという意気込みは充分に評価できる。

    放送局にしてみれば、JASRACに包括で支払っているのに、別途イーライセンス管理楽曲分を支払う(実際はJASRACに支払う分からイーライセンス管理分を差し引くということなんだけど)ということに対する抵抗感はあるだろうから、もしかするとイーライセンスが管理する楽曲については積極的には使用しない、という事態を引き起こす懸念も否めない。

    三野さんも、この問題をテーマにして放送に出演するのは初めてということで、非常に熱心にお話をされていたし、また放送直後にはエイベックスからJ-WAVEのエイベックス担当者に、「番組内容について詳細に報告してくれ。」という要請があったというから、業界関係者は三野さんの発言に注目していたはず。

    個人的には、イーライセンスの活動は評価できるし応援もしたいけれど、はたして徴収能力はどうなのか?とか、本当に(今のカタログ数で)競争原理が働くほどの影響力があるのか?という点については疑問も残る。

    しかし、いずれ全ての放送媒体はデジタル化され、したがって実態を把握しづらい(とはいっても、日本にはアメリカのように何千というステーションがあるわけではないので、JASRACがトップオフしている手数料をもってすれば、人海戦術でも何でも使って全放送局の番組をモニターするなんて簡単だろうと思うのだが・・・)といわれる放送使用楽曲データもシステマティックにリポートされるようになるはずだから、これまでの包括契約方式からイーライセンス方式に優位性が生まれるのではないかという期待はある。

    November 2, 2006 in Business, Media, Music | Permalink | Comments (2) | TrackBack

    Sunday, October 29, 2006

    【SOFTBANK いきなりのシステム・トラブル】

    ■ソフトバンクモバイルでトラブル 携帯の契約手続き停止 (asahi.com

     携帯電話のソフトバンクモバイルは28日、利用者の情報を管理するシステムにトラブルが発生し、同日午後5時45分に新規契約や機種変更の受け付けなど契約に関する業務を停止したと発表した。同社は、加入者間なら通話やメールが定額の新たな料金体系を導入しており、「新料金プランへの関心が高く、システムの処理能力を超える申し込みが集中した」と説明している。

     トラブルは28日午後に発生。同社からNTTドコモやKDDI(au)に契約を変更したり、他社から同社に移ったりする契約のほか、同社の加入者の機種変更などの契約も受け付けできなくなっている。

     同社はドコモとKDDIに対して、持ち運び制に関する契約業務を一時中止すると伝えた。滞留した申し込みの処理を進めて29日朝までにシステムを復旧させる予定だ。

    『予想外割』発表の甲斐あって申込者が殺到した模様。

    でもこれって申込者が多かったのか、それとも解約移転の申し込みが多かったのか分からんが、どっちにしてもかなりミットモナイ。

    はたしてこのニュースに行列効果はあるのか、30日からの動きに注目したい。

    October 29, 2006 in Business, Media | Permalink | Comments (4) | TrackBack

    Thursday, October 26, 2006

    【DAILY LIFE IN NORTH KOREA : Photo Essay by VII】

    MAGNAMの遺伝子を受け継ぐ最強のPhot Agency、「VII」のサイトのコンテンツ

    VIIのフォトグラファーChristopher Morris による、『DAILY LIFE IN NORTH KOREA
    (北朝鮮の日常)』というタイトルのフォト・エッセイ。キューブリック作品のワンシーンのような風景が続く。

    平壌の人々の日常を捕らえているのだが、そこだけ時間が止まってしまったかのような、閉ざされた世界に囚われた人々の表情は一様に硬い。

    To visit North Korea is to enter one of the world's last closed societies. The tiny communist state and aspiring nuclear power is effectively shut off from the rest of the world and visitors are limited to the (privileged) few. VII photographer Christopher Morris recently went on a rare visit and found the streets of the capital Pyongyang tidy and orderly and the citizens patriotic.

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    October 26, 2006 in Art, Design, Media, Politics | Permalink | Comments (0) | TrackBack